『Escape from Tarkov』がついに“ハードコアワイプ”を実施。かつてないほど過酷な戦場が始まる

『Escape from Tarkov』がついに“ハードコアワイプ”を実施。かつてないほど過酷な戦場が始まる

サバイバルFPS『Escape from Tarkov』は2025年7月9日、新たなワイプ「ハードコアワイプ」を実施した。かつてない難易度を誇る「ハードコアワイプ」では、プレイヤーの生存力と戦略性を極限まで試す内容となっており、ゲームプレイの根幹に大幅な変更が入ることが明らかになっている。

まず初めに、本ワイプ最大の変更点として挙げられるのがフリーマーケットの無効化だ。これにより、プレイヤー間でアイテムの売買による資金稼ぎが不可能となり、すべての装備や物資はレイドで自力調達しなければならない。そのため、戦場での立ち回りがより重要となるなど、タルコフ本来の“サバイバル”がより強調された格好だ。

さらに、トレーダーとの取引条件も大幅に変更される。武器・防具・医薬品・弾薬のラインナップが縮小され、売却価格は減少、購入価格は上昇。これにより、トレーダーからの装備調達も困難となり、プレイヤー同士の協力や戦術的判断が重要になる。

次に、隠れ家(Hideout)のアップグレード要件が大幅に強化され、必要なクラフト素材の数も増加。特に弾薬クラフトの制限が厳しくなり、火力の維持そのものも難しくなる。レイドで見つけたアイテムでなくても一部アップグレードに使用可能という緩和措置もあるが、ゲーム全体の進行スピードは大きく鈍化するのは間違いないだろう。

また、全マップにおいてボスの出現確率が100%となり、PvE要素の緊張感も格段に上がる。敵AIの強さも上昇し、少しの油断が即死に繋がるシビアな戦場が待っている。経験値システムにも変更があり、敵を倒すことで得られる経験値は減少した一方で、生存時には多くの経験値が得られるように。これにより、無闇な交戦よりも慎重な立ち回りが奨励される構造となっているようだ。

これらの変更により、『Escape from Tarkov』は原点回帰ともいえる“真のサバイバルシューター”へと再び姿を変えることになる。従来のプレイヤーにとっても新たな挑戦となり、新規プレイヤーにとっては熾烈な洗礼となるだろう。開発チームは今後もフィードバックをもとに調整を行う予定とのことだ。

この「ハードコアワイプ」は、これまでの単なるデータリセットではなく、今年の正式リリースを控える『タルコフ』そのものを再定義する試みとして、すでに多くのPMC達から注目を集めている。この新たな“地獄”に足を踏み入れ生き残ることができるのか。腕に自信のあるプレイヤーはぜひ自分の目で確かめてほしい。

『Escape from Tarkov』0.16.8「ハードコアワイプ」は日本時間7月9日16時よりサーバー停止、同日22時よりゲーム開始予定だ。

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