マイクロソフトは6/23、同社が運営している配信プラットフォームMixerの閉鎖を発表しました。本発表により現在展開している配信URLやアプリが全て7月22日に終了。以降は提携先であるFacebook Gamingへとリダイレクトされることも明らかになっています。
Mixer Partners, streamers, and community – today, we’ve got some very big news for you.
While we’ve decided to close the operations side of Mixer, we’re officially partnering with @FacebookGaming and we’re cordially inviting all of you to join.
📰 https://t.co/E1eMDvjYQb pic.twitter.com/554hHAXfaB
— Mixer (@WatchMixer) June 22, 2020
今回のMixerサービス終了へといたった理由について、マイクロソフトの フィル・スペンサーは『マイクロソフトとXboxがゲーマーに提供したいビジョンと経験には及ばないことが明らかになりました』と明言。世界全体に新しい機会と経験を提供するため、Facebook Gamingと提携することが最善だと決断を下したと話しています。
本日発表された公式twitterおよびサイトの情報によると、現在Mixerとパートナー契約を結んでいるユーザーは、同様にFacebook Gamingとパートナーとなり収益化プログラムに参加することができるとのこと。またMicrosoftが現在コンシューマーおよびPCにて提供しているXboxについても、今後はFacebook Gamingの配信機能が導入されるほか、将来的には同社が試験運用を進めているX Cloudを用いてFacebookやInstagramに掲載されたゲーム動画や広告からワンクリックで該当ゲームにアクセスできるようにするとも話しています。今年発売予定の『XBOX-Series X』においても同様のサービスが展開されていく予定です。
さて、今回の発表によりもう一つ気になるのが、ninjaやshroudといったストリーマー界のビッグスター達の今後の動向について。Mixer閉鎖の発表を受けて両2名ともtwitterにて声明をだしていますが、残念ながら現在のところ詳細については明らかになっていません。パートナー契約はそのままFacebook Gamingに移行されるため可能性がゼロではないものの、Mixerは本件について明言していないため不明となっています。
2016年のBeam買収よりスタートしたMicrosoftのMixerが幕を閉じ、ゲーム配信プラットフォームはYoutube・Twitch・Facebook Gamingの3強へ。次世代プラットフォームの市場投入も迫るなか、ゲーム配信がどのような未来を迎えるのか今後も目が離せません。ではまた ノシ。