NVIDIAは9/2、オンラインイベント「NVIDIA GeForce Special Event」にて次世代GPU「GeForce RTX 30」シリーズを発表しました。本発表に合わせて新製品「GeForce RTX 3070」「GeForce RTX 3080」「GeForce RTX 3090」の3製品をアナウンス。第一弾となる「GeForce RTX 3080」が9月17日より699ドル(11万円前後)で発売されることも明らかになっています。
New RT Cores.
New Tensor Cores.
Superfast GDDR6X memory.The all-new GeForce RTX 30 Series is The #UltimatePlay.https://t.co/AQLQrRt31T pic.twitter.com/HO4ddrqfFy
— NVIDIA GeForce (@NVIDIAGeForce) September 1, 2020
「GeForce RTX 3070」と「GeForce RTX 3090」についても、それぞれ10月と9月24日に発売予定。価格は「GeForce RTX 3070」が499ドル(8万円前後)、「GeForce RTX 3090」が1499ドル(23万円前後)となっています。
※以下、各製品のスペック表
-『GeForce RTX 3090』-
アーキテクチャ-Ampere
CUDA コア数-10496
ベースクロック-1.40GHz
ブーストクロック-1.70GHz
メモリ構成-24GB GDDR6X
メモリインタフェース幅-384ビット
寸法-3スロット
消費電力-350W(推奨システム電力:750W)
補助電源コネクタ-PCIe 8ピン×2
NVIDIA NVLink(SLI-Ready)対応-『GeForce RTX 3080』-
アーキテクチャ-Ampere
CUDA コア数-8704
ベースクロック-1.44GHz
ブーストクロック-1.71GHz
メモリ構成-10GB GDDR6X
メモリインタフェース幅-320ビット
寸法-2スロット
消費電力-320W(推奨システム電力:750W)
補助電源コネクタ-PCIe 8ピン×2-『GeForce RTX 3070』-
アーキテクチャ-Ampere
CUDA コア数-5888
ベースクロック-1.50GHz
ブーストクロック-1.73GHz
メモリ構成-8GB GDDR6
メモリインタフェース幅-256ビット
寸法-2スロット
消費電力-220W(推奨システム電力:650W)
補助電源コネクタ-PCIe 8ピン×1
「GeForce RTX 30」には第2世代RTXアーキテクチャとなる「Ampere」が搭載。現行世代の「GeForce RTX 20」シリーズの「Turing」に比べて性能が2倍になっているほか、シェーダ・RTコア・Tensorコアにつていも1.7倍から2.7倍の性能アップを実現しているとのことです。
製品ごとの比較では「GeForce RTX 3080」は8704基のCUDA Coreを備えており、前世代の「GeForce RTX 2080」と比べて、消費電力当たりの性能は1.9倍、32bit浮動小数点演算(FP32)性能は2倍、「RT Core」AI処理用演算ユニット「Tensor Core」のスループットもそれぞれ2倍を記録。1つ下のグレードの「GeForce RTX 3070」についても5888基のCUDA Coreを備えており、「GeForce RTX 2080ti」よりも高速であると話しています。
最後に、TITAN RTX後継機にあたる「GeForce RTX 3090」については1万496基のCUDA Coreを備えており8K解像度で60fpsのゲームプレイが可能であるとのこと。価格が1499ドル(23万円前後)と値段が張るものの、最高クラスのゲーム環境を求めるユーザーにとっては至極の一品となる性能を誇っています。次世代GPU「GeForce RTX 30」シリーズは「GeForce RTX 3080」を先頭に9月17日より順次発売予定です。