『ZENAIM』初期ロットの不具合により以降販売延期に。スタビライザーが組付けられたキーが外れる動作不良が原因

東海理科は5月22日、同社が開発したゲーミングキーボード『ZENAIM KEYBOARD』について、既に注文を終えている初回生産分を除き、以降の製品に関して販売を延期すると発表した。公式サイトのプレスリリースより明らかになっている。

『ZENAIM KEYBOARD』は国産の高級ゲーミングキーボードとして今月16日に発売されたばかりの製品。独自設計によるロープロファイルスイッチをはじめ、機能性、スタイリッシュなデザイン、そして人気e-sportsチームとのタイアップと注目度が抜群に高く、税込48180円という価格にも関わらず初回生産分は販売開始からわずか4分で完売となっていた。

非常に好調なスタートを記録した同製品だが、残念なことに致命的な不具合が発生したとのこと。プレスリリースによると、スタビライザーが組付けられた左Shift、Space、Enterキーにて連続かつ端を押すような動作を行なうと、キーが外れてしまう動作不良が発生しているという。特定条件のキー操作に対してスタビライザーの作り込みが甘かったことが原因だったと設計ミスを認めている。

今後の方針について、同社は該当箇所の改善が完了するまで本製品の販売を延期するとのこと。販売再開に関する目安として2023年8月を提示しており、夏までに不具合を解消し販売再開を計画しているようだ。ゲーミングキーボード業界ではまだまだ数少ない国産メーカーだけに、より洗練された同製品のリリースを期待して待ちたい。なお、既に購入済みの方に関しても別途組み換え作業に関する案内を行うと発表している。

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この記事を書いた人

キャリア系メディアでライターとして勤務後、2017年よりフリーランス。学生向け新卒メディアの取材を経験したのち、現在は趣味のゲームを題材にブログを管理・運営しています。

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