Blizzard Entertainmentは6月17日、Youtube公式チャンネルにて「Diablo IV Campfire Chat – June 2023」を公開した。動画内では『Diablo IV』ローンチ以降の調整の意図や、新たに実装される機能など今後のアップデートに関する計画について語られている。
『Diablo IV』は大人気ハクスラシリーズのナンバリングタイトルとして約10年ぶりに登場した最新作だ。世界中のゲームファンが待っていたタイトルだけにその人気ぶりは凄まじく、先日ブリザード史上最速で売れたゲームであることが明らかになったほか、その後5日間で6億6000万ドル売り上げたと報告された。ゲーム配信プラットフォームのtwitchでも連日10万人以上が視聴しており、ユーザー視点からでもその大盛況ぶりが伺える。
売り上げに関してポジティブなニュースが多かった本作だが、いっぽうでプレイヤーにとってはネガティブなニュースが多かった印象を受ける。というのも、アーリーアクセス開始以降、本作にパッチがあたる度にクラスのビルドやダンジョン内の取得経験値など、何らかのナーフが実施されたからだ。パッチでバフを獲得したのはドルイドとネクロマンサーが精々だったと記憶している。実際、海外の掲示板Redditでも本作の現状に関してネガティブな意見を発信しているユーザーが多い印象だ。
しかし、そんなネガキャンもまもなく終わりを告げるのかもしれない。開発者によるアップデート最前線の話が確認できる「Diablo IV Campfire Chat – June 2023」にて、開発者の一人であるShelly氏が『将来のパッチには様々なクラスのバフが含まれ、全てのクラスが影響を受ける』と述べている。今後開幕するシーズン1に向けた大規模なアップデートが進行中で、”バフ”が大きなテーマの1つとなっているという。
クラスに関する具体的なバフ内容はまだ明らかになっていないものの、システム面ではインベントリに宝石のセクションを設けることを計画しているとのこと。また、ステータス面に関しても耐性の重要性を向上させると話している（こちらはシーズン2までに実装予定）。このほかにも、アップデートにはドルイドのルートテーブルの調整（ユニークアイテムが出やすくなる）、ティア４のワールドボス報酬の開封レベル引き下げ、パフォーマンスの向上も含まれているようだ。
「Diablo IV Campfire Chat – June 2023」にて、本作のアップデート方針についても語られた。開発者によると『機能していないものをより良くすることでプレイヤーの選択肢を改善することを優先している』とのこと。先日あったエリートモンスターの密度低下によるダンジョンの取得経験値減少についても、他のエンドコンテンツを選択肢の中に入れる意図があったとしている。ただし、調整は今回で終わりではなく、取得経験値を増加させるなどバランスをとっていく方針のようだ。こちらもシーズン1開幕前に実施予定とのことで期待して待ちたい。
「Diablo IV」は好評発売中。対応プラットフォームはPC・Xbox Series X|S・Xbox One・PlayStation 5・PlayStation 4となっている。
