MicrosoftとDiscordは7/20、ボイスチャット用アプリケーション「Discord」についてXboxに実装することを発表した。同機能はXbox Insider Program参加者に先行して公開されることも明らかになっている。
Your @Discord and Xbox are about to become a lot closer.
Check out the Discord Voice update coming soon to your Xbox: https://t.co/r4ine8CwNH pic.twitter.com/5ZRS6fsHxm
— Xbox (@Xbox) July 20, 2022
「Discord」は音声通話やビデオ通話、テキストチャットも可能なコミュニケーションサービスだ。サーバーを作成して複数のフレンドと同時に交流することも可能。基本無料であることや、動作の軽さも相まってゲームユーザーを中心に使用者が多い。フレンドがどのタイトルを遊んでいるか確認できるといった機能もあり、とにかくゲーマーとの親和性が高いサービス内容となっている。
これまでPC・ブラウザ・スマホアプリと展開してきた同サービスだが、今回新たにコンソールであるXboxが加わる。具体的には、最新のXbox Series X|Sと一世代前のXbox Oneにて機能が解放される。「Discord」のアカウントとXboxアカウントを連携させることで、Xboxからボイスチャットに参加できるようになるようだ。なお、既にXboxアカウントと連携済みのユーザーであっても、今回の新機能実装に伴い再度アカウント連携を行う必要があるとのこと。
フォートナイトやAPEXなどクロス展開も増え、PCユーザーとCS機で一緒にプレイする機会も多い昨今、同じVCアプリを使えるのは非常に有難い一方で、本機能の利用には若干面倒な部分も残る。「Discord」のアカウントとXboxアカウントの連携だけでは本機能を利用することはできない。「Discord」のボイスチャットをXboxに転送するため、スマホ向けアプリの「Xbox アプリ」が必要になるそうだ。また、Xbox本体にボイスチャットを転送するかどうかは、PCまたはスマホの「Discord」から選択することになる。どう考えても面倒なので、この点については今後改善されることを期待したい。
今回紹介したXbox用「Discord」アプリは7/20よりXbox Insider Program参加者向けに提供開始。それ以外のユーザーについても今後数週間かけて段階的に解放していくとのこと。なお、Xboxコンソール上でのDiscordのボイスチャットについては、Discord側の規約に基づいて運用されるそうなので、実際に利用する場合はこの点も注意したい。