Nvidiaは4月4日、同社が提供するクラウドゲーミングプラットフォーム『Geforce NOW』を日本で提供開始すると発表した。最大4K解像度240FPSにて高スペックPCを持っていなくとも最高のゲーム体験を得られるようになる。
『Geforce NOW』はゲーマーにとってはGPUでお馴染みのNvidiaが提供するクラウドゲームサービスだ。加入することで、PCやスマホなどコンピュータの性能を問わずハイレベルな環境でゲームをプレイできるようになる。プランは無料・Priority・Ultimateの合計3種類が用意されており、それぞれのニーズに合わせて最適なプランを選べるようになっているのも大きな特徴だ。
ネット環境さえあれば何処でもPCゲームができる夢のようなサービスだが、なかでも突出しているのは最上位のUltimateプランだろう。契約者はRTX4080をベースにしたクラウドGPU「RTX4080 SuperPOD」を搭載したサーバーへの独占接続ができ、最大4K解像度240FPSの環境で1900以上のタイトルを楽しむことが可能だ。ネガティブな要素としてはゲーム体験を支えるだけの高速回線と月額3580円と高額な費用が必要な点。しかし、これだけの環境と同等のゲーミング環境を個人で揃えるとなると、相当な費用がかかるため良心的な価格設定だとも言える。
また、もう一つの注意点として『Geforce NOW』で遊べるゲームは既に所有しているタイトルに限る。XBOXゲームパスのようなサブスクリプションサービスとは異なる点を留意してほしい。本サービスはあくまで、ソフトとネット環境さえあれば気軽にPCゲームを楽しめる、それも非常に高性能な環境で、というのがサービスの魅力だ。最上位以外にも無料で利用可能なFreeプランをはじめフルHDをサポートするPriority、また同サービスを日割りにしたデイパスもあり、とりあえず一度試してみたいユーザーでも気軽に始められる。気になるユーザーはまずは公式サイトを確認のうえ、Freeプランからアクセスしてみると良いだろう。