【VALORANT】ピック率から見るEDION VALORANT CUPとGALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020比較【ヴァロラント】

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主催:株式会社RIZeST・協賛:株式会社EDIONによって行われた国内初のVALORANTオフライン大会「EDION VALORANT CUP」。本大会には国内で目覚ましい活躍を続けるBlackBird Ignis、Detonation Gaming、Absolute Jupiter、Lag Gaming、REJECT、SCARZの計6チームが招待制により集結し、10/2~4まで合計3日間のトーナメント戦を実施。絶対王者Absolute Jupiterが準決勝で敗れるなど波乱のなか、決勝ではDetonation GamingとSCARZが激突。最終的にセットカウント2-0でSCARZがDetonation Gamingを下し、見事SCARZが初代王者となりました。

さて、視聴を終えたプレイヤーにとって次の関心といえばやはりエージェントの採用率。『いまのメタは何なのか』『どこで何のエージェントが強いのか』気になるところだと思います。ということで、今回のエントリーではピック率から『EDION VALORANT CUP』と『GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020』 を比較。各エージェントとマップごとの採用についてフォーカスしていきます。(※直近のA.W. EXTREME MASTERS Pro InvitationalについてはエージェントBANを採用していたため比較対象から外しています。予めご了承ください)

目次

【VALORANT】ピック率から見るEDION VALORANT CUPとGALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020比較

『EDION VALORANT CUP』と『GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020』 の各エージェントピック率については以下の通りです。

『EDION VALORANT CUP』にてピック率トップに輝いたのはジェット。メインウェポンのオペレーターにナーフが入ったものの、『GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020』から引き続き現環境でも圧倒的な強さを誇っている印象です。数値は前回の88%から12ポイント上昇しついに100%に到達。全盛期のサイファーやセージに匹敵するほど高い数値をマークしています。

続いて2位につけたのはブリーチ。パッチ1.08の肉体改造を経ていよいよメタの一角に躍り出ました。数値は28%から67ポイント上昇して95%にアップ。以前から高い数値を獲得していたスプリットについては75%を維持しながら、その他のマップでもピック率100%を獲得。『EDION VALORANT CUP』の試合においても、最大3つのフラッシュと豊富なスタンが全マップで非常に目立っていました。今後もしばらくの間はブリーチの活躍が続きそうです。

3位はVALORANTのリリース以来ずっと強いサイファーがランクイン。前回の65%から25ポイント上げてピック率90%を獲得。アセントを除きヘイヴン・バインド・スプリットで全チームが採用するなど、スパイカムやワイヤーといった唯一無二のスキルが依然として欠かせない存在となっています。ちなみに、『GALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020』では全マップでサイファーを採用していなかったREJECTも、『EDION VALORANT CUP』ではバインド・アセント共にサイファーを採用しており、今回のピック率上昇に大きく影響しています。

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前回よりピック率は上昇しているものの順位を4位に下げたのはオーメン。といっても具体的な数値で見るとアセント・ヘイヴン・スプリットでピック率100%を記録し、依然として高い人気が伺えます。ゆいつ減少傾向にあるのがバインドでのピック率。前回の88%から38ポイント下がり50%に落ち込んでいます。『EDION VALORANT CUP』でバインドを戦ったのはBlackBird Ignis、Detonation Gaming、REJECT、SCARZの全部で4チーム。このうち、優勝したSCARZおよびBlackBird Ignisがオーメンではなく同じスモーク役のブリムストーンを採用しています。

オーメンと同じくランクを落としたソーヴァが5位にランクイン。ピック率は前回の69%から9ポイント落として60%に減少しています。マップごとの数値を確認していくとスプリットを除いて全マップで7割から8割近いピック率を獲得しているものの、アセントが前回の100%から67%に減少しているなど若干の低迷が伺えます。ちなみに、相変わらずスプリットにおいては0%をマークしており今後も研究が進めばますますマップごとにピック率が変わるエージェントとなっていきそうです。

さて、ここからはピック率がいっきに落ち込み要所要所で採用されているエージェントを紹介していきます。まず最初に紹介するのはレイナ。ピック率は20%を記録し全体で6位という結果に。各チームをの構成を細かく見ていくと、バインドではREJECTがソーヴァを外し採用しているほか、Absolute Jupiterもアセントでソーヴァを外しレイナを採用。優勝したSCARZはスプリットでブリーチを外しレイナを構成に含んでいるなど、サポート役であるブリーチやソーヴァといったキャラクターを削る代わりに、ジェットに次ぐデュエリストとして採用されている印象です。前回の統計を見るとこの役はフェニックスになりそうだったものの、プロシーンでは既にカーブボールの対策が進んでおり今回の結果に。また、レイナのフラッシュは仲間と一緒にサイト内に侵入できる点もアドバンテージを生み出しています。

スポット採用と言えばこの人。レイズも相変わらずスプリットでは高い人気を誇り7位に。スプリットのみピック率75%を獲得し残りのマップは0%、全体のピック率は15%という結果になっています。今回の大会『EDION VALORANT CUP』でスプリットを戦ったBlackBird Ignis、Detonation Gaming、Lag Gaming、SCARZの内、Detonation Gamingを除く全チームがレイズを採用。狭い通路が多くスキルが刺さりやすい環境でのレイズ人気はこの先も続きそうです。

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元祖スモーク役のブリムストーンは前回から2ポイント数値を落としピック率は10%に。全体では8位という結果になっています。オーメンが圧倒的に強いアセントを除き、チームによってはわずかに採用されていたものの、『EDION VALORANT CUP』ではピックされる状況が明確に分かれバインド以外では0%に減少。ただし、バインドでは前回の13%から37ポイント上昇して50%を記録しているので、今後バインドでのみ採用が増える可能性もありそうです。

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さて、act2から新たに登場したキルジョイの気になる結果はというと、全体でピック率10%というスコアに落ち着いています。実装当初からナノスワームを中心に強い強いと言われ、すぐにナーフが入ったりとゴタゴタしていたキルジョイ。『EDION VALORANT CUP』では、BlackBird Ignisがアセントの対REJECTにおいてサイファーを外し、代わりにキルジョイを採用。本大会での登場はその一度きりとなっています。

前回はピック率73%と、デュエリストの中でジェットに次ぐ人気を誇っていたフェニックスが大幅にスコアをダウン。『EDION VALORANT CUP』ではピック率5%と悲惨な結果に終わっています。前述した通り、カーブボールの対策が進んでいることやサイト内に一緒に侵入できなかったりとデメリットが目立ち、代わりにレイナが採用される機会が増えている印象です。

メタと言えばこの人的な存在だったセージも暗黒時代に突入。スプリットにおいてDetonation Gamingが採用したマッチを除き全ての構成から外れています。結果的にスコアは0%が目立ち全体のピック率も5%に。度重なる弱体によって性能が大幅に落ちたため、しばらくこの状況が続くかもしれません。

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いっぽうで度重なる強化を受けようとも、未だなお誰も使わないエージェント『ヴァイパー』。『EDION VALORANT CUP』でも彼女の活躍は見ることができませんでした。『ブリーチお前だけは信じてたのに』そんな彼女の声が今にも聞こえてきそうな気がします。

はい、ということで今回はEDION VALORANT CUPとGALLERIA GLOBAL CHALLENGE 2020のピック率について比較していきました。全体的にどのマップでもジェット・ブリーチ・サイファー・オーメンが群を抜いて強く、残り1枠についてはソーヴァを筆頭に、各マップに適したエージェントを選ぶ状況となっているようです。まもなくact3も始まりアップデートによって再びメタも変わると思いますが、少しでも普段のプレイや観戦の参考になれば幸いです。ではまた ノシ。

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この記事を書いた人

キャリア系メディアでライターとして勤務後、2017年よりフリーランス。学生向け新卒メディアの取材を経験したのち、現在は趣味のゲームを題材にブログを管理・運営しています。

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