Easy Anti-Cheatは3月18日、「EAC内にRCEの脆弱性は無い」と公式に声明を発表した。コミュニティ内で話題の『Apex Legends』公式大会ハッキング付与事件の騒動に対応した形だ。
ことの発端は、現在開催中の『Apex Legends』公式大会ALGSにて試合中にチートが付与された事件。出場していた2人の選手にチートが付与され大会決勝が延期される事態となっている。チート付与に関する様々な話題が錯綜するなか、Easy Anti-Cheatの脆弱性が原因ではないかと一部で推測されていた。そのため、『Apex Legends』をはじめ、同アンチチートソフトウェアを導入しているゲームソフト全体の起動を控える動きまで広がっていた。
そうしたゲーマーの動きに反応するように今回Easy Anti-Cheat側が声明を発表。RCE(リモートコード実行)の悪用が原因だと言われているなか、『Easy Anti-Cheat内にRCEの脆弱性は無い』と断言した。独自に調査を行い、問題は確認されなかったとしている。また、同社は引き続きサポートが必要なパートナー会社と強力して作業を続けていくとのこと。
しかし、当然そうなると今回の騒動の原因が『Apex Legends』のソフトウェア内にあることになる。現在のところRespawn EntertainmentおよびElectronic Artsから今回の事態に関する声明は出ていない。RCEが悪用されている事態を払拭できていないいま、本ソフトウェアを起動するのは引き続き控えた方が良いだろう。
