【VALORANT】ピック率から見るVCT 2022 Champions Istanbul。前回大会との武器使用率の比較も添えて【ヴァロラント】

RiotGames主催にてトルコの都市イスタンブールで開催された、2022年度 VALORANT競技シーン最終決戦『VCT 2022 Champions Istanbul』。本大会は8/31~9/18までの約2週間以上にわたって行われ、年間を通して高いパフォーマンスを発揮した計16チームが今年度の王者をかけて戦いました。日本からはMasters1で世界ベスト3の成績を残したZETA DIVISIONが出場。しかし、ブラジル代表のLOUDに敗れてしまい残念ながらプレイオフ進出は叶いませんでした。

その後、グランドファイナルにてBR代表のLOUDとNA代表のOptic GamingがBO5で激突。第1マップ-アセント15-13、第2マップ-バインド6-13、第3マップ-ブリーズ16-14、第4マップ-ヘイヴン13-5と、4マップに渡る激闘を制しカウント3-1にてBR代表のLOUDが見事『VCT 2022 Champions Istanbul』優勝を果たしています。

さて2022年度の最終戦が終わり、VALORANTユーザーの次の関心といえばエージェントの採用率。『いまのメタは何なのか』『どのマップで何のエージェントが強いのか』気になるところだと思います。ということで、今回のエントリーでは「THESPIKE.gg」と「VLR.gg」にて公開されているデータをもとにエージェントの採用率をピックアップ。あわせて前回大会との武器使用率の比較についても紹介していきます。

【VALORANT】ピック率から見るVCT 2022 Champions Istanbul【ヴァロラント】

全体の数値

一位:チェンバー

『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率1位を獲得したのはセンチネルのチェンバー。Opticのyayを筆頭に今大会でもヘッドハンターに、ツール・ド・フォース、ワンピックからのTPと大暴れ。トレードマークによる警戒性能にも優れ、SSSレートの最強エージェントが前回大会に続き高いポテンシャルを発揮していました。

マップ別のピック率を確認していくとフラクチャーの100%が一番高く、続いてアイスボックス90%・パール89%・ヘイヴン78%・ブリーズ68%と、多くのマップで70%以上のピック率をしており、環境を問わず高い性能を発揮できることが伺えます。ただし、バインドとアセントに関しては35%とやや控えめな数字に。アセントでは競合のキルジョイの性能が高いこともあり上記のような数字となっているようです。

全体のピック率は67%と相変わらず驚異的な採用を見せていますが、直近のマスターズと比較すると10%ほど低下する結果となっています。また既に開発からアナウンスがあった通り今後さらなるナーフも予定されているので、来年度のVCTではさらに大きく数字が変わる可能性が高いエージェントです。

PEARL-パール

 

FRACTURE-フラクチャー

二位:フェイド

『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率2位にはフェイドが登場。前回大会の3位からさらに1つスコアを伸ばし、今大会でも最強イニシエーターの座を獲得しています。

ピック率について具体的な数値を確認していくとパールの89%を筆頭に、ヘイヴン84%・アセント71%・バインド46%・アイスボックス35%・フラクチャー30%という結果に。今大会が公式戦初登場の新マップ-パールでも多くのチームが採用しており、来シーズンもメタ構成の一員として活躍する機会が多そうなエージェントです。

いっぽうで、万能に活躍できるフィエドもブリーズに関してはピック率0%と完全に採用が見送られています。ブリーズでは同じイニシエーターのソーヴァが圧倒的支持を得ているため、前回大会 Masters2 Copenhagenに続いて低い数値をマーク。今後もブリーズに関してはフェイドを見る機会が少ないかもしれません。

HAVEN-ヘイヴン

三位:ヴァイパー

 Masters2 Copenhagenに続き、ヴァイパーがコントローラー内で首位を獲得。『VCT 2022 Champions Istanbul』にてスコアを1つ伸ばしピック率3位につけています。これまでの大会と同様に、アイスボックスとブリーズに関しては出場した全チームが採用しピック率100%を記録しているほか、2コン構成が多いバインドに関しても88%と非常に高いスコアをマーク。そのほか、新マップのパールに関してもピック率50%と半数のチームが採用していることから、今後もますます活躍が期待できる内容となっています。

全体のピック率46%のヴァイパーもヘイヴン・アセント・フラクチャーに関しては20%以下と残念な結果に。ヘイヴン・アセントではオーメン、フラクチャーではブリムストーンの採用が大会を重ねるごとに伸びているため、この3マップについては今後も採用されにくい状況が続きそうです。

ICEBOX-アイスボックス

四位:KAY/O

イニシエーター枠トップ2に君臨、『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率第4位をマークしたのはKAY/O。Masters1 Reykjavicから目覚ましいを活躍を続け、順調に順位を上げてきた同エージェントも全体のピック率44.8%を記録すると共に自己最高ランクに到達しています。個別のピック率を確認していくと、アセントが97%・ブリーズ64%・アイスボックス50%・パール50%・フラクチャー35%・バインド8%・ヘイヴン6%という数値に。バインドとヘイヴンを除きすべてのマップで高いポテンシャルを発揮できることが伺えます。

イニシエーターとしての強力な索敵スキルに加えて、フラッシュを使ったエントリー性能にも長けている同エージェント。今年度はデュエリスト運用するチームも多く見られ上記のようなピック率に。今後も強力なエージェントとしてピックされる機会が多そうですが、デュエリストとイニシエーターのフラッシュの役割に関する調整も予定されていることから、来シーズンに向けてまた大きく変動する可能性も否めません。

ASCENT-アセント

五位:オーメン

全体のピック率35%を記録したオーメンが第5位に登場。今大会2番目に多く採用されたコントローラーとしてランクインしています。個別のスコアを確認していくと、ヘイヴンの84%が最も高く、アセント65%・フラクチャー35%と上記3マップで特に活躍する結果に。なかでも筆頭のヘイヴンは出場した16チーム中、14チーム(Paper RexとBoom Esportsのみアストラをピック)が採用するなど特に人気の高さが伺えます。

PEARL-パール

『VCT 2022 Champions Istanbul』では前回大会 Masters2 Copenhagenで採用が多かったスプリットを失ったものの、アセントやフラクチャーでのピックが軒並み伸びていることや、新マップのパールでFPX・ZETA・BOOMが構成に入れていたことからピック率8位から5位へ大躍進を達成。現状、パールは2コントローラー構成の際にヴァイパーの相棒としてアストラを採用するチームが大多数ですが、マップ改修に伴い同マップでのピックに変化が見られれば、さらに順位を伸ばす可能性も。新コントローラーの実装も迫るなか、来シーズンに向けて要注目のエージェントの1人です。

六位:レイズ

『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率第6位にデュエリストのレイズが登場。個別のスコアはバインド100%・ヘイヴン53%・フラクチャー30%・アイスボックス20%・アセント3%となっているほか、新マップのパールでも28%採用されており幅広く活躍できるポテンシャルの高さが伺えます。

いっぽうで、前回大会ピック率第2位という大躍進からピック率第6位と大幅に順位が下落。これまで80%以上採用されていたスプリットを失ったことや、3番目に多く採用されていたフラクチャーに関してもネオン採用が大幅上昇したことで重ねて痛手に。とはいえ、依然として他のデュエリストを抑え首位をキープしていることは間違いないので、今後予定されているレイナやヨルの調整しだいでは、来シーズンも大いに活躍が期待できそうなエージェント。

BIND-バインド

 

FRACTURE-フラクチャー

七位:ソーヴァ

1大会ぶりにイニシエーターのソーヴァがトップ10に復帰。全体で33%の採用を記録し、『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率第7位を獲得しています。個別のレートを確認していくと、ブリーズ100%・アイスボックス65%・アセント56%・ヘイヴン6%という内容に。人気のブリーズでは圧倒的なピックを誇っているほか、アイスボックスとアセントに関しても同じロールのフェイドと人気を二分する状況となっており、前回大会より活躍を広げる最終結果となっています。

BREEZE-ブリーズ

八位:ジェット

こちらもMasters2 Copenhagenから1大会ぶりにトップ10に帰還。デュエリストのジェットが『VCT 2022 Champions Istanbul』のピック率第8位をマークしています。得意のブリーズが82%を記録、続けてアセント65%、ヘイヴン25%、アイスボックス20%、バインド8%と、主にライバルのレイズ採用が少ないマップでピックを獲得していることがわかります。トップ2つのマップに関してはオペレーターが特に強いマップとなっており、相変わらず同武器との相性の良さやポテンシャルの高さが伺える内容に。来シーズンに向けて同じくオペ適正の高いチェンバーの弱体内容によっては、さらに大きくピック率が変動するかもしれません。

ASCENT-アセント

九位:ブリーチ

『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率第9位にはイニシエーターのブリーチがランクインしています。今大会でも圧倒的な強さを見せたフラクチャーはピック率85%を記録しているほか、得意のヘイヴンに関してもこれまでと同様に66%と高い数値をマーク。また、バインド(PRX・ZETA・EDG)・ブリーズ(OPTIC・FNATIC)・アセント(XERXIA)に関してもわずかにピックされています。

FRACTURE-フラクチャー

十位:アストラ

コントローラー3枠目、『VCT 2022 Champions Istanbul』ピック率第10位にアストラが登場。本大会が公式戦初登場の新マップ-パールでの活躍が目立ち、ピック率83%と非常に高い数値をマーク。同マップでは、現状2コン構成が多くヴァイパーの相棒として猛威を振るっていました。同時にコントローラー1枚の場合もアストラ採用が顕著で今回のような結果に繋がっています。

PEARL-パール

 

いっぽうで、そのほかのマップに関してもピックアップしていくと、アセント35%・ヘイヴン16%・バインド15%・アイスボックス5%となっており前回大会に比べて軒並み数値が減少。また、Masters2 Copenhagenでピック率が高かったスプリット(57%を記録)が公式戦のマッププールから消えたことにより、前回大会から順位を1つ落としています。

十一位:セージ

前回大会のピック率から1つスコアを落としてセージが第11位にランクイン。依然としてアイスボックスで圧倒的支持を得ており90%と非常に高いピック率を記録。そのほかのマップに関しては、パール22%・バインド15%・フラクチャー15%・ヘイヴン13%・アセント12%という最終結果になっています。

十二位:スカイ

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Masters2 Copenhagenでセージと同率で10位だったスカイも今大会で微妙にランクダウン。ピック率12位で『VCT 2022 Champions Istanbul』を終えています。個別のスコアはバインド85%・ブリーズ27%・パール22%・ヘイヴン13%。得意のバインドや新マップでの採用もあり、構成に入る機会は増えたものの伸び悩む結果に。

十三位:ブリムストーン

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今大会では13位と前回大会の7位から大幅に下落。バインド85%・フラクチャー65%と依然として得意マップで多くのチームが採用していますが、新マップのパールでピック率が0%となっており順位がダウン。新コントローラーの性能次第では、今後さらに順位が下落する可能性もあります。

十四位:キルジョイ

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前回と同様にピック率第14位にキルジョイがランクインしています。順位自体は変わっていないものの、全体のピック率は16%とわずかに上昇。個別のピック率に関してもアセント47%・ヘイヴン25%・アイスボックス20%と採用が上昇傾向にあります。

十五位:ネオン

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ネオン=フラクチャー。ピック率80%とデュエリスト内でも圧倒的なスコアを獲得。新マップのパールに関しても39%採用されるなど、環境次第でさらにピック率が伸びそうなエージェント。

十六位:フェニックス

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不死鳥が久々の公式戦デビュー。ピック率はヘイヴン9%・ブリーズ9%・アセント9%・パール6%・フラクチャー5%と、Team LiquidのScream選手が積極的に使用していました。

十七位:サイファー

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今年度は終始活躍の機会に恵まれなかったサイファー。最終戦の『VCT 2022 Champions Istanbul』でも全体のピック率6%と厳しい結果に。ブリーズでのピックが27%と増加傾向にあるため、今後の調整を含め強さが再認識されるかどうかが人気再燃の鍵になりそうです。

十八位:ヨル&レイナ

アイスボックスでXERXIAがヨルをピックしたのを除いて、残りは全てPaper Rexが両エージェントをピック。ヨルがf0rsakeNでレイナがJinggg。現状ニュータイプ御用達エージェントとも言える2人が、今後予定されている強化でどう変わるのか来シーズンに向けて楽しみです。

おまけ

武器の使用率

VCT 2022 Masters Stage2 Copenhagen

VCT 2022 Champions Istanbul

アサルトライフルは年間を通して変わらずヴァンダル一強状態。『VCT 2022 Champions Istanbul』でも2位のファントムを2倍以上引き離し圧倒的な差で終わっています。依然としてロールを問わずヴァンダルが使用されており、アサルトライフルの調整が無い限りは来シーズンにおいても似たような分布になりそうです。

そのほか、注目すべき点としてスティンガーの使用率が大きく上昇しており、今大会ではガーディアンを抜きブルドッグに迫る大躍進を達成しています。昨今のスティンガー強化を含め、今後さらに目にする機会が増えてくるかもしれません。

プレイしたマップ

マップのプレイ回数については上記の通り。『VCT 2022 Champions Istanbul』でアセントが最も多く、ヘイヴンとバインドがその後に続いています。今大会を優勝したブラジル代表のLOUDの得意マップとしても知られ、フィジカル差が出やすく大会を重ねるごとに人気が上昇傾向にあります。

対照的に新マップのパールは今大会最もプレイ回数が少ないマップに。準備期間が短かったこともあり、多くのチームが敬遠していました。大会以降マップの改修も入っており、新エージェント導入も含め人気マップとなるのか来シーズンに向けて要注目です。

VCT2023

来年度のVCT2023はインターナショナルリーグとチャレンジャーズに分かれ、これまでと大きく仕様が変更されることが明らかになっています。海外はもちろん国内も含めチームの再編成が行われるので、推しのチームが分解するのは正直残念ですが、心機一転してVCTを観戦できそうです。また、ゲーム内もVCTの開始までに主な調整を入れてきそうなので、それも個人的に非常に楽しみにしています。現環境にちょっと飽きてるので(; ・`д・´)

ということで、以上『ピック率から見るVCT 2022 Champions Istanbul。前回大会との武器使用率の比較も添えて』でした。ヴァロラントは使用キャラクターが多く、どのマップで何を使えばいいのか迷いがち。今回のエントリーが普段のランクマッチやフレンドと遊ぶ際のピックの参考になれば幸いです。

ではまた ノシ。