【VALORANT】バンされたチート使用者の事前報告は53パーセント。疑わしいプレイヤーは積極的に報告するよう公式がプレイヤーに呼びかける【ヴァロラント】

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RiotGamesは9/1、『チート対策:チート使用者には報告を!』という題名でトピックスを更新しました。記事の中ではバンされたチート使用者の事前報告は53パーセントであることや、プレイヤーの報告の数がゲームの公正さの指標となっているといった裏話も明らかになっています。

※以下、公式サイトより引用

こんにちは、『VALORANT』のチート対策リードのPaul “Arkem” Chamberlainです。今回はプレイヤーによる報告の重要性について手短にお話しします。

チート使用者に対抗するうえで最も強力な武器の一つが、プレイヤーからの報告です。報告をすることで、ゲーム内でどのような怪しい行動が見られるのか、忠実なるチート対策チームに直接知らせることができます。Vanguardの自動化システム(Riot Vanguardは私たちのチート対策システムです)とは異なり、皆さんからの報告は他の手段では不可能なスケールでチート対策活動に人間の知見をもたらし、私たちがプレイヤーのゲーム体験を直接知る機会となります。チートの疑いがある行為を見かけたら、必ずゲーム内の報告ツールで報告するようお願いします。ゲームの公平性を維持するにはそれが一番なのです!

本記事の最後で刺激的な数字をご紹介するので、もう少しお付き合いください。

報告のライフサイクル報告はチート対策チームによる自動と手動の両方のプロセスを経て処理されます。自動プロセスでは、報告を受け取ったVanguardのバックエンドが、当該ユーザーに対して詳しい調査(例えばより詳細なゲームデータの整合性スキャン)をすべきかどうか決定します。またVanguardはチート利用者を検出する際に、報告の件数(具体的には重複を含まない報告者数と、報告された試合数)を信用性の根拠として用います。これによって、チームはより迅速に、多くの場合は手動レビューを介することなくプレイヤーのバンを行うことが可能となります。

一方で、報告はチート対策アナリストによる手動レビューにも利用されます。アナリストは毎日(時には私も参加して)、特に疑わしいプレイヤーを精査します。その際、報告件数の最も多いプレイヤーから見ていきます。この手動レビューによって自動では検知されないチートを発見し、ここで得た知見をVanguardの改善に役立てることで、将来的にチート検知とバンの自動化が進むという仕組みです。また、手動レビューは問題のあるプレイヤーを先回りして排除する機会にもなります。チート開発者に自作のチートが現在検知されているかどうか確信を持たせないよう、普段はバンの実施は波状的に行っているのですが、ゲームの健全性を守るために、とりわけ有害なチート使用者は早々に退場させています。

さらに、報告はゲームの健全性とVanguardの効果を測る指標としても利用されます。全体の報告数の増加は、プレイヤーがゲームの公正さに不満を持っていることを私たち開発者に示すものです(この際、個別の報告の正確性は重要ではありません)。また、チートで報告されるプレイヤーの割合とVanguardによって検知されるプレイヤーの割合を比較することで、Vanguardの有効性を評価できます。

数字で見るチートの現実皆さん統計はお好きですよね?そこで、チート対策チームのデータサイエンティストに面白い数字を抜き出してもらいました。

第一に、プレイヤーの97%は一度たりとも報告されていません。つまり、わざわざ報告するほど疑わしい行動をとっていないということです。チート報告をされた3%のプレイヤーのうち、80%以上は報告したプレイヤーが1人だけで、90%は報告者が3人以下です。

別の言い方をすると、複数回チート報告をされたプレイヤーは全体のわずか0.6%であり、3回以上に絞ると全体の0.3%に過ぎないということです。ただし報告数と実際のチート使用者数は完璧に相関するわけではなく、報告されたものの無実であるプレイヤーも多く存在しますし、すべてのチート使用者がバンを受ける前に報告されるとは限りません。実際、現状ではバンされたチート使用者のうち事前に報告されていたのは53%にとどまっています。また、20件以上の報告をされたプレイヤーのうち、レビュー後にバンが確定するのは60%に過ぎません。

ですが、たとえ完全な相関性がなくても、皆さんからの報告が非常に有益であることに変わりはありません。


なぜこんな話をしたかというと…皆さんにもっと報告をしてほしいのです!ゲーム内で疑わしい動きを見かけたときは、迷わず報告システムを使って私たちに知らせてください。皆さん一人ひとりの報告は、私たちにとって計り知れない価値があります。現場からの情報より有益なものはありません。開発者とプレイヤーが手を組めば、大きな仕事を成し遂げられるはずです!

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この記事を書いた人

キャリア系メディアでライターとして勤務後、2017年よりフリーランス。学生向け新卒メディアの取材を経験したのち、現在は趣味のゲームを題材にブログを管理・運営しています。

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