CD PROJECT REDは11/21、サイバーパンク2077の推奨スペックについて詳細な情報を公開しました。動作環境はレイトレーシングONとOFFに応じて、最小・推奨・高・ウルトラの計7つの指標を掲載。それぞれ必要なCPUやGPU・メモリ・ストレージについて明らかにしています。
さて、今回のエントリーでは発表されたばかりの『サイバーパンク2077の推奨スペックとおすすめゲーミングPC』について解説。サイバーパンク2077向けゲーミングPCを購入する際に押さえておきたいポイントから、推奨スペックごとにおすすめの製品を紹介していきます。
You asked, we deliver!
Check out the >>UPDATED<< system requirements for #Cyberpunk2077!
Below you’ll find recommended configurations for 1080p low, 1080p high, 1440p ultra and 4K ultra settings, as well as ray tracing setups! pic.twitter.com/kzXhEbiuHE
— Cyberpunk 2077 (@CyberpunkGame) November 20, 2020
サイバーパンク2077にオススメなゲーミングPCとは
サイバーパンク2077を始めるのに必要なPC推奨環境
最小システム要件
映画並みのストーリー構成に加えて美しいビジュアルも『サイバーパンク2077』の大きな魅力の1つ。公式サイトでは『サイバーパンク2077』を起動するのに最低限必要なシステムについて公開しています。最新のゲームにも関わらず、最小スペックのグラフィック性能は控えめ。そのほか、最小要件に限りOSがWindows10だけでなくWindows7も含まれています。
- CPU:intel Core i5-3750k or AMD FX-8310
- GPU:GeForce GTX 780 or AMD Radeon RX 470
- RAM:8 GB
- OS: Windows 7・10
推奨・高・ウルトラ システム要件
サイバーパンク2077の開発元であるCD PROJECT REDは本作を快適に遊ぶうえで必要なPCのスペックを公表しています。スペックについては推奨・高・ウルトラといった解像度ごとに3つの動作環境が示されています。それぞれの具体的な構成については以下の通りです。
推奨(1080p-FHD)グラフィック設定-High
- OS: Windows10
- RAM:12GB
- CPU:Intel Core i7-4790 or AMD Ryzen3 3200G
- GPU:GTX 1060 6GB or GTX 1660 Super or AMD Radeon RX 590
高(1440p-WQHD)グラフィック設定-Ultra
- OS: Windows 10
- RAM:12GB
- CPU: Intel Core i7-4790 or AMD Ryzen3 3200G
- GPU:RTX2060 or AMD Radeon RX 5700XT
ウルトラ(2160p-4K)グラフィック設定-Ultra
- OS: Windows 10
- RAM:16GB
- CPU:Intel Core i7-4790 or AMD Ryzen 5 3600
- GPU:RTX 2080S or RTX3070 or AMD Radeon RX 6800XT
レイトレーシングON/推奨・高・ウルトラ システム要件
最小(1080p-FHD)グラフィック設定-RT Medium
- OS: Windows10
- RAM:16GB
- CPU:Intel Core i7-4790 or AMD Ryzen3 3200G
- GPU:RTX2060
高(1440p-WQHD)グラフィック設定-RT Ultra
- OS: Windows 10
- RAM:16GB
- CPU: Intel Core i7-6700 or AMD Ryzen5 3600
- GPU:RTX3070
ウルトラ(2160p-4K)グラフィック設定-RT Ultra
- OS: Windows 10
- RAM:16GB
- CPU: Intel Core i7-6700 or AMD Ryzen5 3600
- GPU:RTX3080
レイトレーシングとは?
先進的なレンダリングの技術であるレイトレーシングは、視覚や光のエフェクトを表示可能にしてくれます。改善されたアンビエントオクルージョン、影、反射、そしてリアルタイムの全体的な照明がもたらされます。
レイトレーシングON
レイトレーシングOFF
ゲーミングPC(サイバーパンク2077向け)を選ぶときのポイント
- 予算の設定(120,000~200,000円ぐらいで見るのが無難)
- CPUの性能(Core i5 最上位機種を購入したいならCore i7 i9)
- グラフィックボードの性能(GTX1060 またはGTX1660superなど)
ゲーミングpcを購入する際は、『サイバーパンク2077』を含め様々なタイトルが遊べるよう、既製品を購入する場合は最低でも120,000~200,000円台のPCから検討するのがオススメです。ちなみに、サイバーパンク2077は超重量級のタイトルなので、本作が動くPCであれば大抵の他のゲーム(ApexLegends,Fortnite,VALORANTなど)も問題なく遊べます。
ただし、これはあくまでPC本体の価格です。最終的にはPCを接続するモニタをはじめ、キーボード、マウス、スピーカーなど周辺機器を購入する必要があるので注意してください。
購入の目安 | 各部品の概要 | |
---|---|---|
価格 | 12万円以上 | モニタなどを除いた本体価格。 |
CPU | Intel Core i7以上 | Core以降の数値が大きいほど、高速で性能が高いです。 |
GPU | GeForce GTX 1060以上 | 通称グラボと呼ばれるパーツ。GTXの後に続く数値が大きいほど性能が高く、さらに上位のRTXも存在します。 |
メモリ | 12GB以上 | CPUとGPUを効率よく動かすために必要な部品です。 |
※以下、各ポイントを詳しく解説していきます。OSやストレージについては横並びな状況なので説明を省きます。
予算の設定
ゲーミングPCを購入する場合、最低でも120,000~200,000円(税込)くらいは見ておいた方が良いです。サイバーパンク2077は最新のAAA級タイトルのため、新品でこれ以下のゲーミングPCになってくると起動できない可能性が非常に高いです。また、高額なPCでもパーツ構成が貧弱な製品もたくさんあるので、上の項目で解説した要求スペックを参考にパーツを確認するようにしてください。
CPUの性能
『PCの中で最重要パーツ』と言っても良い「CPU」。PCの性能の大部分を占める頭脳ともいえる存在です。このパーツが高性能なほど、そのPCの処理能力が高まります。intel製のCoreシリーズであれば、i9を筆頭にi7 i5の順に処理性能が高いです。さらに下のグレードでi3も存在しますが、「ゲーミングPC」を購入する際は最低でもi5、できればi7を選択してください。サイバーパンク2077用のPCの場合は最低でもi7を選択することを強くオススメします。
またintel社製CPU以外にも、AMD社製のRyzenというCPUも存在します。全体的にコストパフォーマンスが良く、コチラも非常にオススメなCPUです。Ryzenの場合は9,7,5,3の順に処理能力が高く値段も高価になります。
グラフィックボード
「グラボ」または「GPU」と呼ばれることも多い「グラフィックボード」。このパーツは名前の通り、グラフィックに関する処理を行うパーツです。種類は大きく分けて2種類あり、最新機能が実装されているRTXシリーズと、最新機能を省き価格を抑えたGTXシリーズがあります。こちらもCPUと同じようにRTX3070 RTX3080など数字が大きくなるほど性能が高いです。また数字の上昇以外にも同じ番号に「ti」や「SUPER」といった文字が付く製品もあります。これらの文字が付くシリーズは、無印の製品もより何割か性能アップしているのが特徴です。
このようにラインナップがかなり豊富なため、正直はじめて購入する際は間違いなく迷う部分だと思います。フルHD環境でサイバーパンク2077を快適に楽しむのであればGTX1660super、それ以上の環境で遊びたい場合は最低でも上位グレードのRTX以上をオススメします。
また、注意点としてグラフィックボードはCPUの性能に見合ったものを購入してください。CPUの性能をケチって、グラフィックボードを高級品にするといった選択は最悪です。グレードの高いグラフィックボードの処理には、同じく高性能なCPU性能が求められます。例えばcore i5にRTX3080を載せるといった組み合わせは充分に力を発揮できず、『宝の持ち腐れ』になってしまいます。
メモリ
CPUやGPUの処理をはじめ、アプリの起動など様々な要素で使用されるメモリ。特にゲームをプレイしながら配信もする場合には、大量のメモリが必要になります。ゲームだけでなく、マルチタスクで色々なことをしたい場合はできるだけ多めのものを選択してください。
サイバーパンク2077はメモリの要求スペックについても非常に高く、推奨でも12GBとなっています。加えて、配信などのマルチタスクを行う場合は16GBもしくは32GBを選択したほうが無難です。
解像度別:『サイバーパンク2077』用おすすめゲーミングPC
レイトレーシングOFF
推奨-1080p『GALLERIA ガレリア XA7C-G60S』
OS | Windows10 |
---|---|
CPU | Core i7 10700F |
GPU | GeForce GTX1660 SUPER |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
SSD | 512GB |
HDD | なし |
『フルHD解像度で快適にサイバーパンク2077がやれればOK!』という人向けのモデル。サイバーパンク2077のPCとしては最低ラインですが、大抵のPCゲームが動く充分に高スペックなPCです。
高-1440p『GALLERIA ガレリア ZA7C-R70S』
OS | Windows10 |
---|---|
CPU | Core i7 10700K |
GPU | GeForce RTX2070 SUPER |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
SSD | 1TB |
HDD | なし |
『FHDのウルトラ設定、またはWQHD解像度で快適にサイバーパンク2077がやりたい!』という人向けのモデル。サイバーパンク2077はもちろん、現状リリースされてるPCゲームが動くスペックです。
ウルトラ-2160p『GALLERIA ガレリア XA7C-R37』
OS | Windows10 |
---|---|
CPU | Core i7 10700 |
GPU | GeForce RTX3070 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
SSD | 512GB |
HDD | なし |
『WQHDのウルトラ設定、4K解像度で快適にサイバーパンク2077がやりたい!』という人向けのモデル。サイバーパンク2077に限らず、今後2~3年は問題なく最新のPCゲームも動くスペックです。
レイトレーシングON
高-1440p『GALLERIA ガレリア XA7C-R37』
OS | Windows10 |
---|---|
CPU | Core i7 10700 |
GPU | GeForce RTX3070 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
SSD | 512GB |
HDD | なし |
ひとつ前のレイトレーシングOFFのウルトラで紹介した製品ですが、レイトレーシングONでも高-1440pであれば条件を満たしています。『レイトレONのサイバーパンクで快適に遊びたい!』という方にもオススメなPCです。
ウルトラ-2160p『GALLERIA ガレリア XA7C-R38』
OS | Windows10 |
---|---|
CPU | Core i7 10700 |
GPU | GeForce RTX3080 |
メモリ | 16GB DDR4 SDRAM |
SSD | 512GB |
HDD | なし |
『レイトレーシングONかつ4Kの最高な環境でサイバーパンク2077をプレイしたい!』という人向けのPC。性能については文句のつけようがありません。同時に配信もしたい場合は別途メモリの増設をオススメします。