Larian Studiosは7月7日、同社が開発を手がけるRPG最新作『Baldur’s Gate 3』について、キャラクターのスキルビルドのリセットが可能であることを明らかにした。
『Baldur’s Gate 3』は世界的に有名なテーブルゲームであるダンジョン&ドラゴンンズの世界を舞台にしたRPGだ。本作は第5版のルールセットをベースに、プレイヤーが思うままに自由なロールプレイングが可能となっている。製品版では11の種族から12のクラスを選択できるほか、さらに46のサブクラスが用意されているとのこと。また、先日のライブ配信で公開された最後のプレイアブルキャラクター「Dark Urge」については、外見に関するあらゆる情報を自由にカスタマイズできることも判明している。最近のRPGはゲーム内での自由度が特に重視される傾向にあるなか、本作はそんなRPG好きなユーザーも大満足なカスタマイズ性に富んだゲームとなっているようだ。
プレイヤーがゲーム内で膨大な選択ができるいっぽうで、気になるのがスキルやクラスの組み合わせの複雑化だ。自由な体験ができるゲームの例に漏れず、本作もキャラクターの成長には頭を悩ませる機会が多いものの、それらをサポートする機能もしっかり備わっている。Larian StudiosのNick Pechenin氏によると『Baldur’s Gate 3』の製品版では、キャラクターのビルドをリセットできるとのこと。育成の失敗をやり直せるほか、本作の醍醐味であるマルチクラスを気兼ねなく楽しめる仕様だとしている。ゲームの進行状況に合わせて、いろいろな組み合わせを試行錯誤しながら攻略していくのも良さそうだ。
先日発売された「Diablo IV」しかり、スキルポイントのリセットは必須といっても過言ではない仕様だが、海外メディアのPC Gamerのライターをはじめ、過去作からのユーザーはスキルのふり直しについて少々物足りなさそうな声をあげている。取り返しのつかない選択も本作の魅力の１つと考えているプレイヤーも多かったのだろう。しかし、Reddit内でも現代のゲームには必須のオプションとも指摘されているようだ。いずれにしても、今作から『Baldur’s Gate』を遊ぶユーザーにとっては間違いなく嬉しい機能と言えるだろう。
また、先日のライブ配信にて事前に告知されていた発売日から大きく前倒しになることもアナウンスがあった（PC版のみ）。具体的にはPC版が2023年8月31日から8月3日へ変更、PS5版は2023年9月6日、XSXとXSSについては未定となっている。特にPC版は9月に発売が予定されているオープンワールドRPG「Starfiled」を避けた形だ。正直重なったら100%時間が足りないので、どちらも楽しみにしていたPCプレイヤーにとって朗報なのは間違いないだろう。なお、本作は事前情報にてクリアまでに75〜100時間必要であることが明らかになっている。もちろん、ゲーム内に用意されたコンテンツを全て消費するにはこの数倍の時間が必要になるはずだ。
『Baldur’s Gate 3』は8月3日に発売予定。対応プラットフォームはPC/PS5/XSX|Sとなっている。
