【News】Ubisoftが送る新作バトロワ『Hyper Scape(ハイパースケープ)』が始動。ゴースト化・全滅以外の勝利・Twitch連携とプレイヤーも視聴者も新感覚な意欲作

Ubisoftは7/2、基本プレイ無料の新作バトルロイヤルFPS『Hyper Scape(ハイパースケープ)』を発表しました。本作はネット上の架空の都市「ネオ・アルカディア」を舞台にソロまたはチーム(3人1組)に分かれ、最大100人のプレイヤーが勝利を目指して戦いを繰り広げるといったバトロワのフォーマットをベースに、縦の動き・ゴースト化・全滅以外の勝利・Twitch連携など、新システムをふんだんに盛り込んだ意欲作です。

既にメディア向けの先行プレイやストリーマーによるテックテストもスタートしており、Twitchにて詳細なゲーム内容も確認可能。今回のエントリーではUbisoftの新作バトルロイヤルFPS『Hyper Scape(ハイパースケープ)』のシステムについてまとめていきます。


まずは気になる配信プラットフォームから紹介。『Hyper Scape(ハイパースケープ)』は現時点でPC/Playstation4/Xbox Oneでの配信を予定しているとのこと。ただし、現在Twitchにて行われているテックテストはPCのみとなっています。(現在、Twitch Drops機能によって視聴者もPC版アクセス権を入手可能。ただし、今のところ日本は対象地域に含まれていません)。

さて、いよいよここからはゲーム性について紹介していきます。本作は近未来のネット上の空間「ネオ・アルカディア」に降下し約100人のプレイヤーとバトルを繰り広げます。マップのサイズはこれまでのバトロワと比べるとコンパクトに設計されているものの、常時可能な2段ジャンプ・ジャンプパッドがいたるところに設置してあり、横方向の動き以外に縦の動きも可能なため、マップの地形をふんだんに活用できるのが特徴です。縦の動きが加わることで見た目も派手になりプレイヤーだけでなく、配信を見ている視聴者にとっても大きなアドバンテージと言えるかもしれません。

また、バトロワのお決まりとも言えるゲームスタート時の「降下」についても『Hyper Scape(ハイパースケープ)』では工夫が加えられています。全てのプレイヤーが同じ場所からスタートするのではなく、開始直後からゲーム側がランダムで降下地点を決定していきます。そのため既存のバトロワのように「激戦区を避ける」といったプレイは難しく、スタート時から常に緊迫した戦いを楽しめる仕組みとなっています。

バトロワでランダムというともう1つ気になるのがストームの存在ですが、『Hyper Scape(ハイパースケープ)』にストームは存在しません。代わりに「セクターの崩壊」というマップ崩壊システムが用意されており、徐々に対戦エリアが狭まる仕様となっています。

ただし、仮に「セクターの崩壊」に飲み込まれたとしてもスグにゲームが終わることはありません。味方が生き残っている限りキルされたプレイヤーは「ゴースト」となり情報面で仲間をサポートすることが可能です。ゴースト化した味方プレイヤーの索敵により敵の位置を事前に知ることで一発逆転もあるかもしれません。うまく敵チームを殲滅することが出来れば、その場で「ゴースト」になった味方を蘇生できるので、最後まで何が起こるか分からないのも特徴です。

『Hyper Scape(ハイパースケープ)』では、何が起こるか分からないのはゲーム内に限ったことではなくゲーム外でも頻繁に発生します。そのシステムを担っているのが配信プラットフォームの「twitch」。本作はストリーマーと視聴者の関係をゲームのシステムに取り込み、ゲーム内で発生するイベントを視聴者に選択させる機能を実装しています。これにより視聴者はただ配信を見るだけでなく、ある意味プレイヤーの1人としてストリーマーとゲームを楽しむことができます。

最後に『Hyper Scape(ハイパースケープ)』の勝利条件について。これまでのバトロワと同様に敵プレイヤーの殲滅による勝利と、もう1つの方法が用意されています。ゲーム内のエリアが縮小していくとマップ上に「クラウン」というアイテムが出現。コレを45秒間キープすることができれば、殲滅と同様に勝利を獲得することが可能です。敵が格上だった場合には、クラウンを持って逃げ切るといった選択も時には有効かもしれません。

『Tom Clancy`s Rainbow Six Siege』や『アサシンクリード』で知られるUbisoftが放った新作バトルロイヤルFPS『Hyper Scape(ハイパースケープ)』。ゲーム業界の中でも特に強豪揃いのバトロワジャンルにどんな変化をもたらすのか。今後が非常に楽しみです。ではまた ノシ。

『Hyper Scape(ハイパースケープ)』は2020年夏のリリースに向けて開発中。対応プラットフォームはPC/Playstation4/Xbox Oneを予定しています。

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この記事を書いた人

キャリア系メディアでライターとして勤務後、2017年よりフリーランス。学生向け新卒メディアの取材を経験したのち、現在は趣味のゲームを題材にブログを管理・運営しています。

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