Googleは6月7日(日本時間)、クラウドゲームサービス「Stadia」の最新情報を「Stadia Connect」にて発表しました。今回の情報公開により、「Stadia」の価格やゲームタイトルラインナップなどが明らかになっています。Googleが提供予定の「Stadia」はPS4やNintendo switchのようなコンソール機・ゲーミングPCといったゲームで遊ぶマシンが必要ありません。「Stadia」はサービスに対応しているChromecast、Google ChromeからGoogleのデータセンターにアクセスすることでユーザーにゲーム体験を提供するクラウドゲーミングサービスです。
「Stadia」のリリースには2つの料金プランが展開されます。ひとつはサブスクリプション形式(月額課金9.99ドル)の「Stadia Pro」、そしてもうひとつは月額無料の「Stadia Base」になるとのこと。もちろん、これらのサービス内容は違い、サブスクリプション形式(月額課金9.99ドル)の「Stadia Pro」はラインナップされたゲームをプレイし放題。あわせて順次ゲームタイトルも拡充されていきます。いっぽうで月額無料の「Stadia Base」はラインナップの拡充が行われず、追加タイトルを遊びたい場合は追加で購入する必要があります。サービス展開についても若干差があり、リリース直後は「Stadia Pro」のみになるとのこと。
「Stadia Pro」は現状数十万クラスのPCでしか体験できない4K/60fps/HDR/5.1chサラウンドのゲーム体験も可能にするなど非常に魅力的なサービス。ただし、4Kのゲームを体験する場合は自宅の回線について一定のスペックが必要です。公表では推奨環境が回線速度は35Mbpsとなっており、最低でもこれ以上のスペックを用意することで4Kのゲームを楽しめるようになります。
6月7日の「Stadia Connect」では、ラインナップされるゲームタイトルについても公開されました。先日発売したばかりのRage2をはじめ、今年の大きな注目タイトルであるボーダーランズ3も含まれており、非常に魅力的なラインナップになっています。この他にも、今後タイトルが追加されることがアナウンスされているので、ますます注目が集まるのは間違いないかもしれません。発表された主なタイトルは下の表の通りになります。
- ドラゴンボールゼノバース2
- DOOM Eternal
- Wolfenstein: Youngblood
- Destiny 2
- Power Rangers: Battle For The Grid
- Baldur’s Gate 3
- Metro Exodus
- Thumper
- GRID
- SAMURAI SHODOWN
- Football Manager 2020
- Get Packed
- The Elder Scrolls Online
- ザ・クルー 2
- ディビジョン 2
- アサシンクリード オデッセイ
- ゴーストリコン ブレークポイント
- Trials Rising
- NBA 2K
- ボーダーランズ3
- Farming Simulator 19
- Mortal Kombat 11
- Rage 2
- FINAL FANTASY XV
- Gylt
- Tomb Raider Trilogy
- Darksiders Genesis
- Just Dance 2020
ラインナップタイトル・価格と魅力的な「Stadia」は2019年11月にリリース予定。あわせて、「Founder’s Edition」と呼ばれるセットも129ドルで数量限定販売されます。セットの内容はStadia Pro:3か月分と、Buddy Pass(友人にあげられる3か月分のStadia Pro)、限定カラーのStadiaコントローラー、Chromecast Ultra、「Destiny 2: The Collection」のプレイ権が同梱されています。最後に、残念ながら2019年11月のサービス展開に日本は含まれていません。今後2020年以降にサービス展開する可能性が全くないわけではないので、首を長くして待ちたいと思います。