【News】プレイステーション5のスペックがお披露目。RTX2080相当のグラボと5.5GB/sのSSDを搭載した化け物ゲーム機

Sony Interractive Entertainmentは3/19日、PlayStation 5(プレイステーション 5)の詳細なスペックを明らかにしました。本お披露目に合わせ、PlayStation 5(プレイステーション 5)のコンセプトについて、マーク・サーニー氏が語ったプレゼンテーション動画も公開。これまでベールに包まれていた部分が続々と判明しています。

目次

【News】プレイステーション5のスペックがお披露目。RTX2080相当のグラボと5.5GB/sのSSDを搭載した化け物ゲーム機:詳細

 

次世代機であるPlayStation®5がもたらす未来のゲーム体験がどのようなものになるのか、多くの方にその情報を心待ちにしていただいているかと思います。本日は、PS5を革新的でパワフルなプラットフォームに仕上げる、技術的側面とハードウェア要素の情報をお伝えする予定です。超高速SSD、統合されたカスタムI/O、レイトレーシングに対応したAMDのカスタムGPU、より深い没入感を実現する3Dオーディオなど、さまざまな可能性を備えたPS5を通じて、ゲーム開発者のみなさまのクリエイティビティが最大化され、広大な世界観そして新しいゲーム体験が創造されるものと確信しています。

本プレゼンテーションでは、PS5のリードアーキテクトであるマーク・サーニーが、ハードウェアのシステム構想について深堀りし、ゲーム開発者のみなさま、そして手掛けられるゲームにPS5がどのように寄り添うべくデザインされたのか、その点についてご説明します。

スペック表

CPU x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2”
8コア / 16 スレッド
周波数:最大 3.5GHz まで可変
GPU AMD Radeon™ RDNA 2-based graphics engine
レイトレーシング アクセラレーション
周波数:最大 2.23GHz まで可変(10.3 TFLOPS)
システムメモリ GDDR6 16GB
バンド幅:448GB/s
SSD 825GB
読み込み速度:5.5GB/s(Raw)
PS5 ゲームディスク Ultra HD Blu-ray™(100GBまで)
映像出力 4K 120Hz TV、 8K TV、VRR 対応(HDMI2.1規格による)
オーディオ “Tempest” 3Dオーディオ技術

注目すべき点はいくつもありますが、ゲーマーにとって特に気になるであろうグラフィック性能は驚異の10.3TFLOP。現行のグラボと比較するとRTX2080相当ということになります。

また、最近の大容量なゲームで特に重要な役割を果たすロード時間についても5.5GB/s(Raw)のSSDを搭載。プレゼンテーションでは2GBのデータに対して0.27秒でロードを完了するとあり、HD搭載のPS4と比較して実に100倍の性能アップという驚異の数字が明かされています。

さて、これだけの性能を持っているPlayStation 5(プレイステーション 5)の価格はどうなるのか。残念ながら、今回プレゼンテーションでも価格は明かされていません。ただし、搭載しているグラフィックボードが現在市場で8万円ほどで出回っているRTX2080相当となると、CS機とは言えこれまでのプレイステーション史上最高額になるのは間違いないかもしれません。

最後にPlayStation 5(プレイステーション 5)と常に比較対象にあるXBOXと見てみると、グラフィック性能はわずかにXBOXに軍配があがり、SSDについてはPS5に軍配があがる結果となっています。CS機ではソフトのラインナップなども重要な要素となるので、単純に性能だけで比較するのは難しいものの、どちらもゲーマーの期待に応える次世代CS機として素晴らしい性能を備えているのは間違いなさそうです。ではまた ノシ。

※以下、公式よりプレスリリース文を引用

マーク・サーニーがプレゼンテーションで触れたように、PS5の超高速SSDと統合されたカスタムI/Oは、ゲームプレイの足枷、特にロード画面を取り除くことを目的に開発されました。結果として、PS5ではゲームにアセットデータをとてつもない速度で送り出すことができ、ゲーム体験はシームレス、かつダイナミックに、そして広大なゲームの世界でもほぼ瞬時に移動することができるようになります。この素晴らしいデータ転送速度によって、開発者のみなさまは、さらに豊かで広大な世界の創造が可能になり、ユーザーのみなさまは、待つことよりもゲームを遊ぶことに、より多くの時間を費やしていただけるようになります。

加えて、PS5に搭載するカスタムGPUの可能性についてもご紹介しました。GPUのパワーがより高解像度な表現を可能にするのはもちろんのこと、レイトレーシングは目玉の新機能です。レイトレーシングとは、現実世界でどのように光が動き、物体表面でどのように反射するかを再現する手法です。この機能を用いることで、物体をより正確かつリアルにレンダリングすることができるようになり、水、ガラス、光の屈折、キャラクターの髪の毛など、現実と見まがうほどの表現を目の当たりにすることになります。

さらにPS5では、3Dオーディオを通じてゲーム上でより深い没入感をお楽しみいただけるようになります。ゲーム体験にとって映像の重要性は言わずもがなではありますが、これと同様に、ゲームオーディオも重要な役割を担っていると考えています。目標とするところは、ハイエンドオーディオ機器をお持ちのユーザーのみなさまだけではなく、全てのユーザーのみなさまに素晴らしいオーディオ体験をお届けすることです。その実現のため、パワフルさと効率性を兼ね備え、オーディオレンダリングに最適化した3Dオーディオ用カスタムエンジンを設計・搭載しました。PS5が実現する3Dオーディオで、ゲーム中のサウンドからは、今まで以上にプレゼンス(実在感)とローカリティ(定位感)を感じられると思います。雨粒がさまざまな異なる表面に当たる音や、敵が具体的にどの方向に潜んでいるかまでも聞きわけることができるようになるでしょう。

最後に、互換性の対応についても順調に進んでいることを報告させていただきます。PlayStation®4で最もプレイ時間の長い上位100タイトルを調査したところ、ほぼ全てのタイトルが発売時にPS5上でスムーズに動作するであろうことが確認できました。PS4ではすでに4,000以上ものタイトルが発売されていますので、検証テストを継続し、互換性の対応を進めてまいります。

今後も引き続きPS5の情報をお届けしてまいりますので、ぜひご期待ください。

 

 

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この記事を書いた人

キャリア系メディアでライターとして勤務後、2017年よりフリーランス。学生向け新卒メディアの取材を経験したのち、現在は趣味のゲームを題材にブログを管理・運営しています。

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