Valveは3月23日、新作FPS『Counter-Strike 2』を正式に発表した。新エンジンSource 2の採用や、2023年夏のリリースを予定しているなど詳細が明らかになっている。
Today we’re excited to announce Counter-Strike 2. Counter-Strike 2 is an overhaul to every system, every piece of content, and every part of the C-S experience. First, let’s talk about smoke grenades: pic.twitter.com/iTtguRHJ0S
— CS2 (@CounterStrike) March 22, 2023
『Counter-Strike 2』は世界で驚異的な人気を誇るカウンターストライクシリーズの最新作。ゲームとしては、精密な射撃をベースに、5vs5のチーム戦を行うタクティカルシューターというジャンルに分類される。本作では現行の『Counter-Strike: Global Offensive』の全システム、全コンテンツ、全体験をオーバーホールするとのこと。発表にあわせてValveはマップ・スモーク・ティックレートと3つの実機動画を公開している。
Source 2によって生まれ変わるマップはタッチストーン、アップグレード、オーバーホールのティアに分類され、最も古いものを順に大きく変化する。最も変化の少ないタッチストーンは照明やキャラクターの視認性のみの改善、アップグレードは照明や反射、リアルなマテリアルが適用される。そして、最後のオーバーホールについては同エンジンのツールやレンダリング技術を使い完全に再構築されるとのこと。動画内でもクリエイターの手によって既存のマップが生まれ変わる姿が収録されている。
「カウンターストライク史上最大の技術的飛躍」だと公式が話す通り、『Counter-Strike 2』にはマップの再構築以外にもSource 2エンジンの能力が発揮されている。オンラインシューターで特に重要なサーバーの状態に関するティックレートの分野においても、サブティック更新技術の採用により移動開始、銃の発射、グレネードの投擲といったあらゆる動きをサーバーが正確に把握できるとのこと。また、スモークグレネードを筆頭に煙や炎といったエフェクトに関しても刷新されるとあり、UIやサウンドの見直しを含め、前作をプレイ済みのユーザーも間違いなく新鮮な気持ちでゲームを遊べそうだ。
嬉しいことにゲーム体験が再構築される一方で、スキンをはじめ前作で獲得したインベントリは全て『Counter-Strike 2』へ引き継ぐことができる。一部のスキンにおいては新しいモデルが採用されるが、それ以外においては高解像度へアップグレードされるとあり、既存ユーザーにフレンドリーな仕様となっている。また、本日より『Counter-Strike: Global Offensive』のプレイヤーが招待される『Counter-Strike 2』限定テストが正式リリースに先駆けて開始。公式によると、Valveの公式サーバーでの最近のプレイ時間、信頼度、Steamアカウントの状態といった複数の項目を参考に選ばれるとのこと。より詳しい詳細についてはSteamサポートを確認して欲しい。
『Counter-Strike 2』はPC(steam)向けに2023年夏にリリース予定。『Counter-Strike: Global Offensive』の無料アップグレードとして提供される。