RiotGamesは2/12、『VALORANT』2.02パッチノートを公開しました。今回のパッチではアサルトライフルについて移動中の射撃精度に関する調整が行われたほか、適正ランクに到達するまでの試合数が減少するなどコンペティブモードにもアップデートが実施されています。
Patch 2.02 arrives today with running accuracy changes for rifles, Competitive system shifts, and needed bug fixes.
Read the full patch notes here: https://t.co/49Z0sSijF8 pic.twitter.com/446g0vhaxq
— VALORANT (@PlayVALORANT) February 2, 2021
※以下、公式サイトより引用
今回のパッチから、走り時の射撃精度が不条理に感じられる問題に取り組んでいきます。以前にも述べた通り、これについては時間をかけて少しずつ進め、何か不評だった場合はすぐに再調整を施せるようにしています。
また、コンペティティブ関連のシステムも仕様を一部変更しています。これによって、プレイヤーの皆さんがより早く自分に見合ったランクにたどり着けるようになるほか、上位層のランクを巡る戦いもより安定化するでしょう。ぜひ解説記事の方もお読みください(Act IIに関する情報もありますよ!)。
武器のアップデート
移動中のライフル射撃精度に関するアップデート(ブルドッグ/ガーディアン/ファントム/ヴァンダル)
ライフルを使った走りながらのキルが頻発していることから、対策としてすべてのライフルに対し、移動しながら射撃した際のブレを大きく増加させました。この変更によって、今後は移動しながらライフルでキルを取る機会が大きく減るでしょう。特に遠距離で難しくなりますが、近距離であればまだ可能な範囲に留めてあります。これについては今後も経過を観察し、必要に応じてさらに微調整を続けたいと思います。
- 全ライフルで走り時の誤差が増加:3.75 >>> 5.0
- 全ライフルで歩き時の誤差が増加:0.8 >>> 1.1
- 全ライフルでしゃがみ移動時の誤差が増加:0.3 >>> 0.8
コンペティティブのアップデート
[編集者より:パッチ2.02で行われたコンペティティブに関する変更については、解説記事とあわせてご確認ください。Episode 2の今後の予定についても触れています]
- ランクレーティングがより効率的に収束するように:プレイヤーのMMR(マッチメイキングレート)が以前よりも早く適切な値に近づくようになり、適正ランク到達までに必要な試合数が減少
- より少ない試合数で、そのプレイヤーに相応しいランクに到達できるようになりました。
- 今回の変更によって、全プレイヤーが自分の実力に見合ったランクやリーダーボードランクに到達しやすくなるでしょう。新しいランクシステムについてはもう少し慎重に立ち上げていきたかったのですが、「適正ランク到達までに必要な試合数が多すぎる」というケースが生まれていたこともまた事実です。収束度を2倍に引き上げたことで、現在のランクに比べ極端に実力の高いプレイヤーであれば、ランクレーティングの獲得量が40以上になることもあるはずです。これにより、適正ランクまでの昇格を早めることができます。
- アイアンからダイヤモンドのプレイヤーに関して、試合で(本人の平均的なパフォーマンスと比較して)際立った活躍を見せた場合は、獲得ランクレーティングにボーナスが上乗せされるように
- 試合で「大活躍」して、いつも以上の好成績を残したプレイヤーのためのご褒美を用意しました。
- この変更により、その試合でのパフォーマンスが普段よりも「突出した」ものであったことが客観的に分かるようになります。また、ランクの昇格が少し早まるので、試合で活躍したご褒美にもなるわけです。ただし、ここでの評価基準はあくまで「自分の平均パフォーマンスよりも上だったか」であり、「チームメイトや対戦相手よりも活躍できたか」ではないのでご注意ください。
- また、これはスマーフ(メインアカウントよりも低いランクの別アカウントでプレイすること)して活躍しようとするプレイヤーへの対抗策でもあります。スマーフを行っても、そのプレイスキルに見合ったランクまですぐに昇格して(つまりハイレベルな試合に放り込まれて)しまいます。
- ダイヤモンド3でのプリメイド上限人数を2人までに変更
- イモータルに足を踏み入れる前に、「試練の場」を用意する必要があると考えました。イモータルの前に5人のプリメイドではプレイできない区間を設け、リーダーボードに向けて気を引き締めてもらうのが狙いです。
- フレンドと一緒にプレイしたり、競い合ったりすることも大切な要素ですし、できる限りサポートしたいと考えていますが、リーダーボードで競うプレイヤーの皆さんのためにも、高度な信頼性とコンペティティブ・インテグリティ(競技の公正さ)をお約束したいと思います。
- イモータル以上のランクの権威を保つ上で、イモータルに上がる前に真の実力が試されるちょっとした「慣らし期間」が必要なはずです。イモータル直前でも5人のプリメイドを禁止することで、ダイヤモンド3のプレイヤーの皆さんはこれから踏み込む世界への心構えを持つことができます。これからダイヤモンド3は、イモータル以上を目指すプレイヤーにとっての最終試練として役割を果たしてくれるでしょう。
- 現在のリーダーボードランクが「キャリア」画面の「Actランク」タブに表示されるように:Act終了時にその時点でのリーダーボードランクが保存され、獲得したActランクバッジ上に表示されるようになります
モードのアップデート
- パフォーマンス上の問題を発生させる可能性があったため、試合中の武器購入画面で短時間に連続した購入を行えないようレート制限を導入
- デスマッチについてはレート制限を厳しめに設定してありますが、その他のモードについては緩めになっています。
不具合修正
- プレイヤーが無音でスパイクを設置できる不具合を修正しました (情報提供元)
- ソーヴァのドローンやサイファーのカメラから視点を戻した後、プレイヤーが動けなくなる不具合を修正しました (こちらとこちら、そしてこちらの皆さん、ありがとうございました)
- サイファーのカメラ視点から戻れなくなったり、マウスが効かなくなったりする不具合を修正しました(こちらとこちらの方々にも感謝!)
- 積み重なった2つの武器を拾おうとすると、両方を拾う動作になってしまう不具合を修正しました
- 試合中にチャットボックスが開いたままになる不具合を修正しました
- 「敵からのテキストチャットをすべてミュート」設定を有効にしていても、デスマッチ中に敵からのメッセージが表示されてしまう不具合を修正しました
- 試合開始前の退出を繰り返したプレイヤーに対して、適切な対戦制限ペナルティが課せられない場合があった不具合を修正しました
- 昇格画面の表示時間が本来の設定よりも短くなってしまう不具合の原因を修正しました
- 一部画面内で誤ったイモータルのアイコンが表示されてしまう不具合を修正しました
- 試合終了画面、ロビー、対戦履歴において、一部言語でテキストが判読しにくくなっていたローカライズ上の不具合を修正しました
- ブリムストーンまたはジェットの煙幕内で、一部のアビリティーが対象から視認できていても正常に機能しない不具合を修正しました
- オーメンの「シュラウドステップ」のテレポート先マーカーが、遠く離れたマップの角から動かせなくなる不具合を修正しました
- ヨルがテレポーター越しに「フェイクアウト」を放つと、その後の投擲物からもオブジェクト通過時の音ではなく、エージェント通過時の音が再生される不具合を修正しました
- スプリットにおいて、スカイの「シーカー」がBサイトにあるジップラインのプラットフォーム上にいる敵を感知しない不具合を修正しました
- ヨルが「ゲートクラッシュ」で移動すると動けなくなってしまう箇所を複数のマップで修正しました
- 「オウルドローン」の終了直後、ソーヴァの歩行アニメーションが正しく再生されなかった不具合を修正しました
- 「フロム・ザ・シャドウズ」でテレポート先を選択した直後、オーメンが装備品を切り替えることができる不具合を修正しました
- ネットワークの接続が悪い状態で「ダークカヴァー」を使うと、時おりオーメンの視点が切り離されてしまう不具合を修正しました
- アイスボックスの両サイト内で、セージが生成した壁の上にスパイクを設置できる不具合を修正しました
- フラッシュで目眩ましを受けた際の、最初の瞬間の画面輝度を下げました