RiotGamesは4/27、『VALORANT』4.08パッチノートを公開しました。Episode4 Act3の開幕となる今回のパッチでは、先日のマスターズで披露された新たなイニシエーター「FADE(フェイド)」が実装。公式サイトでは、悪夢を使役する姿やアビリティに関して書かれたエージェントページも同時に公開されており、新パッチ適用前に詳細を確認することができます。
また、事前にアナウンスされていた通り、本パッチにてジェットとソーヴァの一部アビリティに弱体が適用。テイルウィンドやオウルドローンといった両エージェントの核とも言えるスキルに調整が入っています。そのほか、エージェントのアップデートに関してはネオンも対象に。ただし、こちらは同エージェントがより使いやすくなる強化中心の内容となっています。
その他、本パッチにてコンペティブモードにフルパで突入の際に発生していた、ランクレーティングの獲得および損失に関するペナルティが減少。コンペティブについては、併せてマッチング時間についても改善が行われているとのことです。
The Agent of your dreams is finally here.
Neon, Sova and Jett are also looking a bit different. And those Competitive 5-stack queues are now more forgiving to your Rank Rating.
Read Patch Notes 4.08: https://t.co/T5FOfGGgYn pic.twitter.com/ZyRZOdJ70S
— VALORANT (@PlayVALORANT) April 27, 2022
※以下、公式サイトより引用
夢にまで見た新エージェントで、悪夢をお見舞いしてやりましょう。パッチ4.08では、新イニシエーターのフェイドが参戦します。さらに、新たなバトルパス限定コンテンツや、思わず目を引くスキンシリーズも登場です。
ジェットについてはもうご存じでしょうから、今回はソーヴァとネオンの変更についてご説明します。これが、過去数ヶ月行ってきたエージェントのバランス調整の仕上げとなるはずです。コンペティティブにおける5人パーティーに関する調整もお話しします。
エージェントのアップデート
フェイド登場
ジェット
ジェットが戦闘にもたらす利点は、多くのチームから愛されています。しかしゲームが進化するにつれ、VALORANTの戦術面において彼女のもたらす影響は、私たちが健全と思う範囲を超えてしまっていたのです。「テイルウィンド」への調整は、このような懸念に対応するとともに、ジェットのアグレッシブなエリア制圧や印象的なプレイを維持することが狙いでした。ジェットの変更に関する記事の全文はこちらからご覧ください。このアップデートにおけるアプローチと哲学について詳しく解説しています。この変更が、他のエージェントとエコシステム全体に連鎖反応を起こすことを期待しています。ですので、今後もジェットだけではなく、エージェント全員への連鎖的な影響について注視していきます。
テイルウィンド
- Eを押して「テイルウィンド」のチャージを消費すると、0.75秒のディレイの後、12秒間の間は再度キーを押すことでダッシュできるように
- 「テイルウィンド」のチャージは2回キルすることで回復
- ジェットのダッシュの変更にあわせ、ゲームモード「エスカレーション」のナイフを使用するレベルでのダッシュの仕様も調整予定
ネオン
ネオンについても注視し続けており、今回はネオンをプレイする際に感じる抵抗を取り除くための改善を行いました。
ゲーム全般
- 敵をキルした際に獲得するバッテリーのエネルギー:25%>>>100%
ハイギア ネオンは速度制限の影響による入力の失敗で、スムーズに戦闘に突入できないという問題を抱えていることに気づきました。交戦時、もっと自然に加速できるようにするのがこの変更の狙いです。
- 装備によるディレイが発生している間は加速不可
- 速度制限の削除
- 移動中は、追加条件なしで横や前に加速できるように
- エネルギーの消費量が上昇:毎秒6.7>>>毎秒10
ファストレーン
- 壁からのダメージを削除
- この変更は、偶発的に破滅的ダメージが発生することを防ぎ、ネオンや味方にとって「ファストレーン」をより魅力的な選択肢にすることが狙いです。
ソーヴァ
ハイレベルのランクもしくはプロプレイにおいて、ソーヴァは長いこと定番のエージェントになっています。彼のパワーはジェットのように直感的に分かるタイプのものではありません。ですが状況が整えられている場合で、ほぼ無敵とも言えます。そこで、「オウルドローン」によって実質的に確保できるスペースの大きさに対応し、対戦相手が抵抗できる機会を増やしたいと考えました。ドローンの持続時間が減り、より深くクリアリングする場合、以前よりも大きなリスクを負うことになります。また後述するピンの調整によって、相手チームは完全にそのエリアから撤収する必要を感じることなく、ポジション変更をしやすくなります。そして、アルティメット以外のアビリティーのダメージ調整の一環として「ショックダーツ」にも変更が入り、以前ほど頻繁にキルを取れないようになります。
オウルドローン
- 持続時間が減少:10秒 >>> 7秒
- 耐久値が減少:125 >>> 100
- ダーツによる位置の特定
- 位置を特定する際のピンの数が減少:3 >>> 2
- 最初のピンまでのディレイが増加:1.2秒 >>> 1.6秒*
- *最初のピンと2つ目のピンの間隔は1.2秒のままです
- その他のアップデート
- 白いHUDに対してより見やすくなるように、クロスヘアの色をグリーンに変更
- [ターゲット命中]の確認テキストのディレイを削除
- 「オウルドローン」から移行した際も[ターゲット命中]の確認テキストがプレイヤーのHUDに残るように
- [ターゲット命中]の確認テキストがプレイヤーのHUDに2秒間残るように(以前は1秒間)
- ソーヴァとダーツを当てられたプレイヤーの双方がより気づきやすくなるよう、ダーツのヒット音を調整
- 敵をタギングした後、「オウルドローン」のダーツのクールダウンに関するUI要素が適切にアップデートされなかった不具合を修正
ショックダーツ
- 最大ダメージが低下:90 >>> 75
- 変更後の最大ダメージに合わせて、着弾時の爆発ダメージを調整
エージェントアビリティーの残り回数
- ジェットの「ブレードストーム」、レイズの「ショーストッパー」、ソーヴァの「ハンターズフューリー」は、装備した際に残り回数が表示されるように
コンペティティブのアップデート
5人パーティーのキュー
- パーティーの構成によって、5人パーティーのランクレーティングの獲得量/損失量ペナルティーが減少
- パーティーが全員アイアン~ダイヤモンド2の場合
- 通常のパーティー構成の範囲内であれば、ランクレーティングペナルティーなし
- プレイヤーの誰かが通常のパーティー構成の範囲から外れている場合、全プレイヤーに25%のランクレーティングペナルティー
- パーティー内の誰か一人でもダイヤモンド3~イモータル3の場合(かつ誰もレディアントでない場合)
- 全プレイヤーに25%のランクレーティングペナルティー
- パーティー内の誰か一人でもレディアントの場合
- 全プレイヤーに75%のランクレーティングペナルティー
- 5人パーティーの待ち時間が減るように、マッチメイキングを調整
- 5人パーティーへのランクレーティングペナルティーの仕組みの基本については、以前のパッチノートをご覧ください。
不具合修正
エージェント
- 「ブレードストーム」のナイフを使いつくした直後に「テイルウィンド」を使用した際、ジェットがアビリティーや武器を使用できなくなる不具合を修正
- 「ゲートクラッシュ」の使用中、ヨルが区域外にテレポートできる不具合を修正
- ヨルのアルティメット終了時、姿がまだ隠れている状態での武器を使用できていた不具合を修正
パフォーマンス
- 射撃場で武装していないボットがリスポーンする不具合を修正