リベンジなるか!?『ロード・オブ・ザ・リング』を題材にした新規MMOの開発をAmazon Gamesが発表。

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Amazon Gamesは5月16日、J.R.R. Tolkien原作の『ロード・オブ・ザ・リング』を題材とした新規MMOの開発・公開することに合意したと発表した。同社公式サイトのプレスリリースより明らかになっている。

今回の発表はAmazon GamesとEmbracer Groupとの合同で行われた。気になるゲームの開発に関しては、既に同ジャンルである『New World』を開発したAmazon Games Orange Countyが行う。使用される開発エンジンに関してもAzoth Engineが採用されるとのことだ。既に多くのユーザーを獲得している『New World』と同じMMOというジャンルになるが、ゲーム性については異なるものになると話している。ゲームの詳細に関してはまだ明らかになっていないが、プレスリリース内にて「中つ国を舞台とした永続的な世界でのオープンワールドMMOアドベンチャーで、『ホビット』と『ロード・オブ・ザ・リング』文学三部作の愛される物語をフィーチャーしたものになる予定です」とあり、原作ファンが安心して楽しめる内容となりそうだ。

ご存知の方も多いかもしれないが、Amazon GamesがJ.R.R. Tolkien原作の『ロード・オブ・ザ・リング』を題材にしたMMOを開発するのは、実はこれが初めてというわけではない。過去にも同様に同じ原作を舞台としたMMOを開発していたが、共同開発していたLeyouがゲーム業界最大手のTencentによって買収。その後、AmazonとTencentとの間で交渉が行われたものの、合意には至らずお蔵入りになった苦い経験がある。今回の新たな合意に関しては、AmazonがTencentを介さずに、Embracerと直接交渉して実現に至ったとのこと。既に成果をあげている『New World』に関しても合意の大きな要因の1つとなったようだ。

なお、『ロード・オブ・ザ・リング』を題材とした新規MMOは現在のところ開発の初期段階にあるという。より具体的な内容に関しては後日ということでさらなる続報に期待したい。余談だが、Amazonはこのほかにも、NCSOFTの『Throne and Liberty』バンダイナムコオンラインの『Blue Protocol』など、今後登場予定のMMO新作に関するパブリッシング契約を多数獲得している。今回発表された作品を含めて同社がMMOというジャンルに積極的な姿勢を見せているのは明らかだ。World of WarcraftやFF14といったビッグタイトルを筆頭に、ここ10年大きな動きがなかったMMOというジャンルにおいて、Amazonがどのように頭角を現していくのかも要注目と言えるだろう。

Amazon Games Orange Countyが開発中の『ロード・オブ・ザ・リング』を舞台にしたMMOは、PCおよびコンソール機にて配信予定。正式名称およびリリース時期に関しても未定となっている。

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この記事を書いた人

キャリア系メディアでライターとして勤務後、2017年よりフリーランス。学生向け新卒メディアの取材を経験したのち、現在は趣味のゲームを題材にブログを管理・運営しています。

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