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【VALORANT】pingが高い原因と対処法|夜だけ重いのは回線のせいかもしれない

【VALORANT】pingが高い原因と対処法|夜だけ重いのは回線のせいかもしれない

「先に撃ったはずなのに、なぜか自分だけ死んでいた」「敵が一瞬ワープしたように見えた」——VALORANTをプレイしていて、そんな経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

結論から言うと、回線速度そのものが十分でも、pingやjitter(揺れ)、パケットロスが乱れていれば撃ち負けは起こり得ます。そしてその原因は、必ずしも自宅の回線契約だけにあるとは限りません。この記事では、pingが高いとゲームで何が起きているのかという仕組みから、無料でできる対処法、原因の切り分け方までを順番に解説します。

pingが高いとVALORANTで何が起きるのか

VALORANTは、着弾判定などの重要な処理をサーバー側で行うオンラインゲームです。そのため、自分と相手のping(サーバーとの応答速度)の差が、そのまま「見えている光景」と「実際の判定」のズレになって表れます。

このズレを象徴する現象が、俗に「Peeker's Advantage(ピーカーズアドバンテージ)」と呼ばれるものです。これは、待ち伏せしている側よりも、先に角から飛び出した側(ピーカー)の方が相手を早く視認できてしまう現象を指します。

Peeker's Advantageの仕組みを示す図解

具体的にイメージすると、たとえばping100msの相手が角から飛び出してきた場合、その情報がサーバーを経由して自分の画面に反映されるまでに約0.1秒かかります。つまり、自分の画面に敵が映った時点で、相手はすでに0.1秒分先にエイムを合わせ、撃ち始めていることになります。これが「先に撃ったのに死んだ」と感じる体験の正体の一つです。

pingが低いほどこの不利は小さくなりますが、逆に言えば、pingが高い・不安定な状態は自分がピーカー側になっても相手側になっても、判定上のハンデを負っている状態だと言えます。

ping・jitter・パケットロスの違いと目安

「回線が悪い」とひとくくりにされがちですが、実際には性質の異なる3つの指標に分けて考える必要があります。

  • ping:サーバーまでの応答時間。目安は20ms以下、理想は15ms以下とされます。数値が低いほど有利です。
  • jitter:pingの揺れ幅のこと。ping自体が低くても、jitterが大きいと数値が安定せず、キャラクターの位置がカクつく・ワープしたように見える原因になります。目安は5ms以下、10msを超えると体感できる影響が出始めます。
  • パケットロス:送受信されるはずのデータが途中で消失する現象。理想は0%で、1%程度でもラグやヒットしないといった違和感につながります。

pingだけを見て「数値は低いから問題ない」と判断してしまうと、実際にはjitterやパケットロスが原因のカクつきを見落とすことがあります。3つをセットで確認する意識が重要です。

ゲーム内での確認方法

設定画面でping/パケロス表示をオンにする手順-1
設定画面でping/パケロス表示をオンにする手順-2

VALORANTでは、設定画面からこれらの数値を表示できます。設定→グラフィック→データの項目で、「ネットワーク遅延」や「Packet Loss」の表示をオンにすると、プレイ中の画面上に常時数値が表示されるようになります。

また、対戦中にTABキーを押すことでも、簡易的にpingを確認可能です。異変を感じたら、まずはこの表示をオンにして、どの指標が乱れているのかを確認してみましょう。

今すぐ無料でできる対処法

回線契約を見直す前に、まずは無料でできる対策から試すのが基本です。優先度が高いと考えられる順に紹介します。

有線接続に変える

Wi-Fi接続は電波干渉や距離によってjitterが発生しやすく、pingそのものは低くても数値が不安定になりがちです。可能であればLANケーブルでの有線接続に切り替えましょう。

サーバー地域の設定確認

Playタブから接続先サーバーの設定を確認し、最寄りのサーバーが選択されているかをチェックします。意図せず遠いサーバーに接続していると、それだけでpingが底上げされてしまいます。

バックグラウンドアプリを閉じる

配信ソフトやクラウドストレージの同期など、裏で通信するアプリが帯域を圧迫しているケースがあります。プレイ前に不要なアプリを閉じるだけで改善することもあります。

ルーター・ONUを再起動する

電源を入れ直すことで、機器内部に溜まった一時的な不具合や接続の詰まりをリセットできます。再起動する際は、ONU(回線終端装置)→Wi-Fiルーターの順番で電源を入れ直すのが基本です。

IPv6を無効化する

VALORANTはIPv6通信に対応していません。最新のルーターは初期設定でIPv6が有効になっていることが多く、これが接続の不安定さの一因になっているケースがあります。

ただし、後述するv6プラスなどのIPoE方式を利用している場合は、IPv6が有効でも影響が出ないケースもあるため、一律に「無効化すれば直る」とは言い切れない点には注意してください。

それでも直らない場合の切り分け方

無料の対策を試しても改善しない場合、症状のパターンによって疑うべき原因が変わってきます。

夜だけ重い → IPv4 PPPoEの輻輳を疑う

日中は快適なのに、夜(特に20時〜24時頃)になると急にpingが高くなる・不安定になる場合は、IPv4 PPPoE方式による「輻輳(ふくそう)」が疑われます。

PPPoEは、プロバイダ側に設置された終端装置(NTE)を利用者が共有する仕組みのため、夜間に利用者が集中する時間帯は、その終端装置がボトルネックとなって混雑しやすいという構造上の弱点があります。これは個々の家庭の回線速度の問題ではなく、方式そのものが抱える混雑のしやすさに起因します。

一日中重い → PCスペックまたは回線速度不足を疑う

時間帯を問わず常に重い場合は、輻輳のような時間依存の問題ではなく、PC自体のスペック不足(フレームレートの低下によるもの)か、そもそもの回線速度が不足している可能性を考えましょう。

pingが突然消える・表示されない → サーバー障害の可能性

自宅の環境に問題が見当たらないにもかかわらず、pingが突然表示されなくなったり、接続が切れたりする場合は、VALORANT側のサーバー障害である可能性もあります。VALORANT公式Xなどでステータスがアナウンスされていないか確認してみましょう。

回線が原因だった場合、まず検討したい「プロバイダの乗り換え」

IPv6 IPoE(v6プラス等)対応かどうかが鍵になる理由

前のセクションで触れた通り、「夜だけ重い」症状の背景には、IPv4 PPPoE方式が抱える混雑構造があります。この輻輳を回避しやすくする仕組みが、IPv6 IPoE方式(v6プラスやOCNバーチャルコネクトなど)です。IPoEは利用者ごとに帯域を共有する終端装置のボトルネックを経由しない接続方式のため、夜間でも比較的安定した速度を維持しやすいとされています。

つまり、「夜だけ重い」という悩みに対しては、PPPoEからIPoEへ接続方式を変えることが、根本的な対策の一つになり得るということです。

光回線を丸ごと乗り換えなくても、プロバイダだけ変える方法がある

「回線を見直す」と聞くと、光回線自体を解約して新規で契約し直すイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、すでにフレッツ光や光コラボ(ドコモ光、So-net光など)を契約している場合は、回線工事を伴わずに、プロバイダ部分だけを切り替えられる選択肢があります。次のセクションでは、その一つであるゲーマー向けプロバイダを紹介します。

ゲーマー向けプロバイダ「Gaming+(ゲーミングプラス)」という選択肢【PR】

このセクションはプロモーションを含みます。

ここまで解説してきた「IPv4 PPPoEの夜間輻輳」という課題に対して、IPoE方式を採用したプロバイダに乗り換えるという選択肢があります。その一つが、ゲーマー向けを謳うプロバイダサービス「Gaming+(ゲーミングプラス)」です。

まず前提として、Gaming+は光回線そのものを提供するサービスではなく、NTTフレッツ光・光コラボ回線の利用者向けに提供されるプロバイダサービスです。回線とプロバイダは別物であるという点を誤解しないよう、あらかじめ確認しておきましょう。

Gaming+はv6プラス(IPoE)接続を採用しており、本記事で解説してきたIPv4 PPPoEの夜間輻輳を、仕組みとして回避しやすい設計になっています。あわせて、ゲームサーバーが稼働する主要クラウド事業者と直接ピアリング(相互接続)している点、利用者が増加した際にも帯域を拡張していく設計である点も特徴として挙げられています。

契約にあたっては回線工事が不要で、最短即日での切り替えが可能とされているほか、無料のお試し期間も用意されています。ただし、料金やお試し期間の日数、キャンペーン内容といった具体的な数値は変更される可能性があるため、この記事では断定的な記載を避けます。契約を検討する際は、必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。

注意点として、NURO光やauひかりのような独自回線(フレッツ回線を使用しない光回線)を契約中の場合、Gaming+をそのまま利用することはできません。利用するには、フレッツ光または光コラボへの契約変更が別途必要になります。

なお、「プロバイダを変えただけでラグが改善した」という声がある一方で、効果には自宅の環境や利用状況による個人差があります。「これで絶対に直る」といった断定はできない点にご留意のうえ、あくまで選択肢の一つとして検討してみてください。

Gaming+(ゲーミングプラス)ゲーマー向けインターネットプロバイダ

まとめ

VALORANTのpingが高い・ラグいと感じる原因は、回線契約だけにあるとは限りません。まずはping・jitter・パケットロスの3指標を確認したうえで、有線接続への変更やルーターの再起動といった無料の対策を試し、それでも改善しない場合は「夜だけ重いのか」「一日中重いのか」「突然pingが消えるのか」といった症状のパターンで原因を切り分けることが大切です。

そのうえで回線側に原因がありそうだと判断できた場合に、プロバイダの乗り換えを検討する、という順番で進めてみてください。

あわせて読みたい:【VALORANT】おすすめ設定まとめ|感度・クロスヘア・グラフィックも参考にしてみてください。

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